行動科学で不安を和らげる!子どもが安心できる家庭のつくり方
こんにちは、教室長の丹下です。
今回から2回に分けて、受験生へ向けて「夏休みにどのくらい勉強するべきか」をテーマにお話していきます。
その中でも今回は「夏休みに何をすべきか、なぜ夏休みが大切なのか」を中心にお話します。
中3生は、定期テストも終わり、最後の部活動の大会が間近に迫っている子も多いと思います。
一部では、もう引退を迎えて、受験勉強にシフトしていこうとしている子もいるでしょう。
公立高校の受験は3月にあります。
しかし受験生にとっての勝負は12月までです。あと6か月間が勝負だと思ってください。
その中で「夏」が1番重要な時です。
なぜ「3月ではなく12月なのか」、「夏が1番重要なのか」
受験に必要な点数は2つです。
- 内申点
- 偏差値(実力点)
受験は2,3月にありますが、その前の12月に学校の三者懇談にて、受験する学校の目安を決めていきます。
12月の懇談会の時点で、この2つのどちらかでも志望校の基準に達していないと、
学校から「志望校を下げてください」と必ず言われてしまいます。
なので、12月までに志望校に必要な内申と偏差値どちらもそろえておかなければいけません。
ここで12月までのスケジュールを確認すると、
先月で定期テストが終わり、これから夏休みに入ります。
夏休みが明けて9月からは、また中3の内容の授業が始まり、定期テストもあります。
ということは、この時期は、内申点の対策をしていく必要があります。
しかし、同時に偏差値(実力点)を上げていく必要もあるので、中1、2の内容も復習しなければいけません。
受験には中1,2の内容も6~7割は出題されるからです。
夏休みが明けると、通常の授業があるので、中1,2の復習も並行して行うことは難しいですよね。
そう考えると、もうこれができるのは7,8月の夏休みしかないのです。
部活動を一生懸命頑張っている子の中には、部活動を引退してから受験勉強を始めようとする子がいます。
そうすると、8月に入ってから勉強をし始めることになりますよね。
大会に勝ち進めば勝ち進むほど、引退のタイミングは延びて、気づいたら新学期が始まってしまいます。
部活動を引退してから頑張るというのは、絶対にダメです。
以上のことから、夏休みの時期が受験生にとっては、非常に重要な時期になります。
次回は、夏休みに具体的にどんな勉強をしていくべきかお伝えしていきます。