中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
新年度に新しくなったクラスにも、そろそろみんなが慣れてきた頃ですね。
最初はまだ緊張していたり話せる友達が限定的だった子も、いろいろな子とコミュニケーションを取れるようになったり自分らしさが出せるようになる時期です。
しかし、家庭でお子さまと接していて
「もしかしてうちの子、クラスで上手くいっていないのかな?」
と感じる親御さんもいるようです。
そこで今回は、そのように感じたときに「親ができること・してはいけないこと」の2点をお話ししていきますね。
親ができること
- 「今日は学校で友だちとどんな話をした?」など、学校のことを聞く
このときに“上手くいっているか・いないか”が分からないような答えが返って来ても、深堀したり無理に聞き出さないようにします。1日ではすべてを知ることができないと思い、根気強くコミュニケーションを取りましょう。
期間をかけて話すうちに、子どもが抱える問題を引き出せるはずです。
- 上手くいっていないことやその理由が分かったら、一緒に解決法を考える
このときに、一方的に解決策を提示するのではなく“一緒に”考えることが重要です。お子さまにもさまざまな悩みや不安があるかと思いますが、一人ではないと思うだけでとても心強く感じるものです。
- 辛抱強く待ち、いつでも味方でいると伝える
解決に向かって進みだしたとしても、すぐには上手くいかないかもしれません。そして失敗することもあるでしょう。そんなときでも、辛抱強くポジティブにサポートしてあげてください。
また、「お母さんはいつも〇〇くんの味方だよ」というのを伝えるようにしましょう。その言葉がエネルギーとなり、お子さまはまた解決に向かって頑張れるのです。
してはいけないこと
- 「もしかして、クラスで上手くいってないの?」と聞くのは避けるべき
その問いに「うん」と素直に答える子はまずいませんし、余計に問題を難しくしてしまうだけです。
- 「クラスの子たちと仲良くしなさい!」と叱るのはNG
頭ごなしに叱ると子どもは理解してもらえないと思って殻に閉じこもってしまう可能性があります。
- 「〇〇ちゃんはクラスの誰とでも仲がいいよね」と他の子と比較しない。
同じ学年であっても、それぞれの個性があるので比べても意味がありません。
また、くらべられることで自己肯定感が下がってしまい、自分に自信がなくなる→余計にクラスで孤立してしまう、といった負のループに入り込んでしまいます。
子どもがクラスで上手くいっていないかも?というときには、子どものことを理解する努力からスタートして、子どもを信頼していつも味方でいると伝えましょう。
そして「なかなか改善しない」「どうしたら良いか分からなくなってしまった」ときには、学校の先生に相談するのも一つの手です。
お子さまが笑顔で学校生活を送れるよう、ぜひ今回の記事を参考にしてみてくださいね。