行動科学で不安を和らげる!子どもが安心できる家庭のつくり方
前回は「子どものストレスサインをチェックする4つの方法」ということで、長引く自粛疲れによるお子様のストレスをチェックする方法を紹介しました。
今回はストレスの解消方法をいくつか紹介します。
体を動かす
汗をかいてスッキリするのは大人も子どもも同じです。
オススメは、皆さんご存知のラジオ体操。毎日NHKで放送されているほか、YouTubeでも見ることができます。一曲3分程度ですが13種類の動きで構成され、約400カ所の全身の筋肉を使うことができます。しっかりと集中してやればかなりの疲労感になります。
また、スポーツ庁のHPでは、60秒でできるレクリエーションや、プロサッカー選手によるレッスン、人気キャラクターのダンス動画を見ることができます。
ただ「体を動かそう」では、何をどうしたら良いのかわからず、結局やらず仕舞いとなってしまいます。テレビや動画を観て具体的な動きを提示された方が慣れていないお子様にとっては、やりやすいはずです。
「達成感」を味わう
難しい作業や目的を達成したとき、脳ではドーパミンが放出され、快感や多幸感を得たり、意欲を高めたりします。
コロナウイルスの影響で子どもたちが楽しみにしている様々なイベントが中止になったりと、残念な気持ちになってしまうことも多いかと思います。
そこで、料理、工作、塗り絵など、子どもの「できた!」を認め達成感を感じることのできるイベントを作ることで、子どものストレス発散に繋がります。
思春期の子どもにはプライベートな時間を設ける
思春期の子どもにとってひとりの時間とは、自分自身に向き合い大人への第一歩を踏み出す、大切な時間。
保護者の皆さんにとってはまだまだ手のかかる子どもですが、本人は親の助けを借りたくない、大人として扱ってほしい、という葛藤を抱える繊細な時期でもあります。
本当に困ったときに頼れる存在でいるためにも、「いつも味方でいるよ」「見守っているよ」というスタンスを伝えることも大切です。
たまにはひとりの時間にじっくり浸ることも、思春期の子どもにとってはストレス解消となります。
コロナウイルスの影響で家庭でもイレギュラーな対応が求められ、ストレスを抱える子どもも多くなってきました。ぜひ今回紹介したストレス解消方法も試してみてくださいね。