中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは、個人指導専門塾の田中です。
定期テストが終わり、夏休みも見えてきた今、
お子さんは、定期テストの間違い直しを終えましたか?
何となくやる気が起きなくてやらずに放ったらかし・・・なんてことはないでしょうか。
テストの間違い直しの重要性については何度かご紹介してきましたが
(こちらも是非参考にしてください
→定期テストの間違い直しをやろう【中学生】、何のために間違い直しをするの?)
そもそも、なぜ子どもは、テスト直しをしたがらないのでしょうか?
それは、自分の間違いについて再度、目の当たりにするのが嫌だからです。
間違いというのは、ネガティブなものです。
ネガティブなものを見たいという人はあまりいません。
ではどうすべきか?
まずは、間違い直しが必要だという意識とともに「間違いは悪いこと・恥ずかしいことではない」
という意識を持たせてあげる声掛けをしましょう。
それが、子どもが間違い直しをするための動機につながります。
そこで、具体的な声かけに関するポイントを3つまとめてみました。
①間違いをネガティブなものとして捉えさせないようにする。
普段から「間違いは宝の山だよ。」や「全部〇より少しでも×がある方が成長できるよ。」
という声かけをしましょう。
また「入試本番じゃなくてよかったね。これから直していこう。」という言葉もあると良いです。
このように、間違いはネガティブなものではなく、ポジティブなものであるという風に捉えてもらいましょう。
また、「受験本番にこういう問題って結構出てくるよ。」や
「この問題また出てきたらどうする?」「意外と間違えた問題って本番の時になって出るんだよね。」
という声掛けも使って適度な危機感もあおって良いでしょう。
このままにしていいのか?という危機感が行動を促します。
②どうして間違えたのかを疑問に思ってもらう。
テストが返却された後に、間違えたところに対して、
子どもに「どこを間違えたの?」や「何が間違いだったの?」という問いかけをしましょう。
説明できたらOKですが、
よく分からないようであれば「一緒に考えよう。」などという言葉で呼びかけを行いましょう。
次に応用編です。
➂テスト用紙などをスキャンしておき、間違えた問題を新しい紙にまとめて刷ってオリジナルのプリントを作ってあげる。
新鮮さを出し、同じ問題(直し)をしている気にさせないで直しをさせます。
そして「○○君専用スペシャルハイレベル問題」などという題名つをけてやってもらいましょう。
そのプリントは、その子だけの対策プリントとなり、受験のための対策プリントとなります。
そもそも前提として、
子どもの思う間違い直しと私たちが望んでいる間違い直しの間に認識のズレがある場合もあります。
なので、やみくもに「間違い直しをして。」と言うのでなく、
間違い直しとしてどんなことをやるのか、というところまで伝えてあげましょう。
子どもも、テストが終わって何をしたら良いのかわからないでいるかもしれません。
そんな時は、ぜひ周りの大人が具体的に伝えてあげましょう。