行動科学で不安を和らげる!子どもが安心できる家庭のつくり方
3月13日からマスク着用が緩和され、17日に文部科学省は「4月1日から学校教育現場でマスクの着用を求めない」と発表しました。
子どもたちのマスク着用緩和に対する反応はどうでしょうか。
「マスクをしなくて良いのが嬉しい」
「コロナがゼロになったわけじゃないからマスクを外すのは怖い」
など、さまざまな意見があるかと思います。
今回は、マスクの着用緩和がされてからの子どもたちの反応とそれに対して大人が取るべき対応を考えていきましょう。
子どもの意見を尊重しながら、家庭でマスクについて話し合う
マスクの着用が緩和されたといっても、着用が推奨される場面とそうでない場面があります。
マスクをしなくても良い場面
- 屋外
- 密にならない場所
マスクが推奨される場面
- 屋内かつ密になりやすい場所
- 高齢者や基礎疾患を持つ方、妊婦さんがいる場所
マスクが必要とされる場面では「なぜマスクが必要なのか」を今一度お子様に説明しましょう。
また、ご家庭によってマスク着用についての方針が異なるかと思います。
お子様の「外したい/つけていると安心」の意見を尊重しながら、家庭でマスクの着用について話しあってみましょう。
マスクの着用はあくまでも「自由」。差別をすることがないように
マスクを着用するもしないも、自由となりました(とはいえ、推奨される場面もあります)。
「自分はマスクをしているのに、していないお友達がいておかしい」
「みんなはマスクを外したのに、あの子だけまだマスクをつけている」
といった差別や偏見はNG。この点についてお子様ともう一度確認しましょう。
マスク生活が3年続き「マスクを外したくない」といったお子様もいます。
マスクを着用していてもいいのですが、この先何十年と長期的に見た場合、マスクを外すことへの恐怖がお子様のデメリットになる可能性もあります。
そのようなお子様には「なぜマスクを外したくないのか」といった理由に耳を傾け、マスクを外すのは怖くないと教えていく、マスクを外した活動に少しずつ慣れさせる、といった必要もでてくるでしょう。
マスクの着用有無にかかわらず、大切なのはお子様の身体と心の健康です。
マスクについて政府や学校現場の方針が変わっても、子どもたちが明るく元気に生活できるよう、ぜひ今回の記事を参考にしてくださいね。