受験生の12月:後悔しない冬休みの過ごし方
テストが近くなると、焦りを感じるお子様も少なくありません。
ただ、焦るあまりに長時間続けて勉強をしても、効率が悪くなってしまう可能性があります。
今回は中学生向けに休憩と学力の関係、休憩時間の目安や方法、親ができることについて2回に分けてお話ししていきますね。
テスト前は焦るときほど休憩をこまめにとる
テスト前の焦りは、不安からくるもの。
「良い点数が取れるかな・・・」「英語が苦手」「成績が落ちたらどうしよう。。」
そんな不安を勉強量で払拭しようとしていませんか。
なかには休憩をとる時間も惜しんで勉強してしまっているお子様もいらっしゃるかと思います。
確かに、たくさん勉強するのは素晴らしいことです。
しかし、重要なのは「勉強時間×勉強効率」でしたよね。
根詰めて長時間勉強しすぎると、集中力が下がり効率の悪い勉強となってしまいます。
休憩の重要性
「何分も続けて勉強するよりもこまめに休憩をとったほうが、その後のテストの点数が上がりやすい」といった調査結果があります。
ある調査によると、60分続けて学習したグループに比べて、15分×3(計45分)学習したグループのほうがテストの点数が高くなったのです。
ちなみに、この調査では45分続けて学習したグループもいて、点数は60分勉強したグループよりも低くなっています。
45分学習<60分学習<15分×3(計45分)学習
といった構図になります。
勉強時間だけで考えれば、長く学習したほうが良い点数が取れます。しかし、適度に休憩を挟むことによって、その後のテストの点数がアップするのです。
60分グループでは、時間の経過とともに集中力が低下していくのに対し、15分×3グループでは、休憩ごとに集中力が回復しました。
60分グループよりも短い時間であるにも関わらず、点数が高かったということは「効率的に勉強ができた」ともいえます。