中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは、個人指導専門塾の山岡です。
学校の休校が始まって約2週間が経ちました。お子様はいかがお過ごしでしょうか。
保護者様の方はお仕事に出なくてはならず、子どもは家でひとりぼっち・・・。
私の教室の生徒たちも、保護者の方がお仕事で日中お家にいらっしゃらない子がほとんどです。
小・中学生の子どもを持つ私の友人は「毎日家でゲームばっかり・・・」と苦笑していました。
でも、それではいけないことは保護者の方も、もしかしたらお子様だってわかっているのではないでしょうか。
でも、どうすれば良いのか分からない。歯がゆいですよね。
子どもが家で勉強できない理由は、ズバリ
- 「家で」
- 「ひとりで」
勉強する習慣がついていないからです。
普段は、「学校で」「みんなと」勉強しています。
場所も違うし、みんなもいない。普段家で勉強していない子にとって、「家」というのはとても勉強しにくい場所なのです。
保護者の方は、このことを念頭において子どもに接する必要があります。
家に帰ってきて、勉強を全くしていないからと言ってお子様をやみくもに叱ってはいけません。
もちろん何度言っても勉強しないのは腹が立ちます。
ですが、悪いのは子どもだけではなく、子どもがいきなり勉強に適さない環境に日中いなくてはならなくなってしまったこの状況なのです。
もし、子どもが家で全く勉強しないことに悩んでいらっしゃる保護者の方がいらしたら、家庭学習について子どもと真剣に話し合う時間を作ってください。
真剣に話すとは、子どもと向かい合って座り、改まった状態で話すということです。
何かの話のついでにチャチャっと話す、では伝わりません。
子どもが学校で担任の先生と面談している姿を想像してください。あのようなイメージです。
議題は家庭学習についてです。
・今のあなたにとって家はとても勉強がしにくい環境であること、またそれはあなたのせいではないということ。
・その環境で勉強ができるようになる工夫はどんなものがあるのか。
・どうすれば残りの休校期間と春休みを有意義にすごすことが出来るのか。
要点を絞ってこれらのことを話しましょう。
うまく話す必要はありません。こちらが答えを提示してあげる必要もありません。
この真剣な話し合いで目指して頂きたいのは、保護者の方同様、子どもも自分の今の状態を認識するということです。
このまま勉強せずに新学年を迎えるのか、せっせと勉強してきた子たちと肩を並べて新年度良いスタートダッシュを切るのか・・・。
選び、実行するのは、本人です。
特に中学生は、保護者の方の導きのみでは心から納得して動けない子がほとんどです。
厄介に感じるかもしれませんが、「現状を自分で考えて判断し、自分で行動する楽しさ」が分かる年頃です。
ぜひ、改めて話してみてください。
そして、「ちゃんと休校期間中に勉強したい」とお互いに思うことができたら、一緒に「正しい勉強のやり方」を調べてみてください。
そして、納得できる勉強のやり方を選び取り、実践できるよう応援してあげてください。
個人指導専門塾のブログでは、勉強のやり方も随時更新しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。