中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
自粛期間が未だ続いています。
ずっと家で過ごしていると、何となく時間が過ぎていってしまうことが多いでしょう。
ですが、学校が休みになっても「その学年が勉強しなくてはいけない範囲が少なくなる」と考えてはいけません。
4、5月に習うはずだった範囲を予習する必要が出てきています。
この緊急事態の中でも、必死に自分の力で食らいつくことができた子だけが、いざ学校がスタートした時に抜きんでることができるでしょう。
今回は学校が休校になってしまっているお子様とその保護者様に向けて「算数・数学の予習のやり方」についてお話します。
予習初心者のお子様は、お手元に新学年の教科書があれば、「教科書の例題を解く」というやり方がおすすめです。
数学や算数の教科書は、新しいことを習うと必ず例題が解説と一緒に載っています。
その解説を見ながら一緒に問題を解いていくのです。
また、そのやり方では物足りないというお子様は、「教科書併用の問題集を用意して教科書を読みながら解く」というのもおすすめです。
休校期間中にやるはずだった単元の扱いが今後どうなるかは地域によって違うでしょう。
もしその単元がとばされてしまうとしたら今のうちに自分で勉強しておく必要があります。
仮にその単元がとばされないとしても、休校によって授業回数は少なくなるので学校での授業の内容はどうしても薄くなってしまうでしょう。
なので、この時期少しでも予習をしておくと、授業が再開した時、余裕をもつことができます。
ただ、その反面、算数・数学は前の内容がわかっていないまま先に進んでも意味のない教科です。
例え各学年の4月に習う範囲は簡単に感じても、進むにつれて難易度は上がっていきます。
教科書に載っている例題は解説が一緒に載っている為、あまり理解できていなくても理解した気になって進んでしまうことがあります。
曖昧な知識のまま先に進んでしまうと、「気がついたら全く意味がわからずただ教科書の例題と解説を写しているだけになってしまった!」ということになりかねません。
必ず、例題にしろ教科書併用問題集の問題にしろ、「理解できているか確認する」という作業をいれましょう。
勿論、授業でいずれ丁寧に取り扱われる単元の予習であれば、多少理解が甘くても問題はありません。
ですが、今回の事態は違います。
繰り返しになりますが、
- 初めの方の単元は例年のように授業をやってくれないかもしれない
- またはやったとしても授業回数が少なくなってしまった為に内容が薄いかもしれない
という事態に直面しているのです。
ある程度のところまでは、自分自身で理解した上で学校の授業に挑まなくてはならないのです。
時間はかなりあります。
この休校期間は退屈だったり寂しい思いをしているお子様がほとんどでしょう。
ですが、やり方次第ではチャンスに変えることができるという希望も持っていてほしいと思います。
いつもなら宿題や塾の授業に追われてできないような”じっくり考える勉強”をほかの予定に邪魔されずにできる良い機会です。
この期間に自分で自分を律し勉強を続けられるかがとても大切です。
いつ終わるかも知れないコロナウィルスの脅威ですが、「今しかできないこと」を探して、行動を変えていきましょう。