行動科学で不安を和らげる!子どもが安心できる家庭のつくり方
近年よく聞く「教育改革」という言葉。保護者様からも「一体何が変わるの?」という質問をよくいただきます。
そこで5回にわたり、教科別に教育改革のポイントを解説します。
今回は、小中学校における算数・数学の変化点についてです。
算数の変化点
算数というと、「問題を解いて正しい数字を解答する」というイメージが強いですよね。
これからは、それに加えて「プログラミング的思考」が重視されるようになります。
では、「プログラミング的思考」とはどういったものを指すのでしょうか。
「プログラミング的思考」とは、問題を解決するために最適な方法は何かを考え、トライアンドエラーを繰り返すことを言います。
算数に置き換えると、単に正しい答えを導き出すだけではなく、「なぜこの問題はこの解き方をするのか?」を考え、その根拠を説明できるかが問われるということ。
考え方を身につけるには時間がかかるので、ご家庭でもちょっとしたトレーニングを取り入れられると良いでしょう。
数学の変化点
中学校の数学でも、小学校の算数と同様に「プログラミング的思考」が重視されます。
先生と対話しながら学ぶ授業スタイルが中心になったり、なぜその解き方をするのかを自分の言葉で説明出来るかを問われるようになるでしょう。
「物事を順序立てて、考えながら学ぶこと」また、「それを論理的に説明できること」が重要になると言えます。
ご家庭でできるトレーニング
プログラミング的思考を育むには、トレーニングが必要です。
「プログラミング的思考 クイズ」などをインターネットで調べてみると、親子で楽しみながらプログラミング的思考に慣れていくことができるでしょう。
また、料理や旅行の計画など「物事を順序立てて考える」ことが必要なことを、お子さまに任せてみることもおすすめです。普段はしないようなお手伝いをお願いすることで、お子さまの計画力、自己効力感の向上にも繋がります。
いかがでしたか。
教育改革による授業の変化に対応できるよう、ご家庭で出来ることをまずは知ることが大切です。
次回は国語の変化点についてお話します。