中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは。個人指導専門塾の三井です。
今回は少し「勉強」そのものの話からいったん離れて、クイズやパズルについてお話ししていきたいと思います。
私の教室では、授業のはじめなどに「クイズやパズルを生徒に解いてもらう時間」をたまに作ります。
例えば
『棒を1本動かして、正しい式にしよう』
という問題や、
『棒を1本足して、9つの立方体を8つにしよう』
という問題など。いわゆる「マッチ棒クイズ」をよく出しています。
一見ただの遊びに見えるかもしれませんが、そんなことはありません。
私の教室の生徒を見ている限り、授業でいきなり勉強を始めるよりも、スポーツのウォーミングアップのようにクイズやパズルを一回行ってから勉強に取り組んだほうが、取り組み姿勢はかなり良くなります。
クイズやパズルを解くことで頭を活性化させてから、勉強に取り組んだほうが、頭に入ってきやすいようです(もちろん、いきなり勉強から入るよりクイズなどの遊びから授業へ移行するほうが気持ち的に入りやすいというものもあると思います)。
また、こういったクイズやパズルは日頃の勉強に繋がります。特に上で出したようなマッチ棒クイズなどは答えを出すことだけが大切なのではありません。
むしろ大切なのは「どうすれば答えに行き着くんだろう」と色々な手法、角度であれこれ考える工程です。
これは特に、算数の文章問題や数学の図形の証明問題などに似ています。
国語などと違い、算数、数学には答えは1つしかありません。ですが、その1つの答えに対する解き方は複数あります。
算数、数学が得意な子は、この1つの答えに対して、どういった筋道で解けるかを1つの道だけでなくいろいろな角度から考えることが出来るのです。
その柔軟な発想、試行錯誤する思考力をクイズやパズルで少しずつ身につけられるのです。
勉強ばかりでストレスが溜まってしまっているかも?と感じたら、リラックスも出来るので、ぜひお子さんに試してみてください。