コロナ禍における子どものメンタルケア方法

新型コロナウイルス感染拡大により、ストレスを抱えながら過ごされている方も多いのではないでしょうか。

日々変化する情勢の中、大切な部活や学校行事が中止になってしまうなど、大人だけでなく子どもたちも寂しさや不安を抱えています。

今回は、コロナによって子どもたちが襲われている不安やストレスに焦点を当てたメンタルケアについてのお話です。

国立成育医療研究センターによると「コロナのことを考えると嫌な気持ちになる」「すぐにイライラする」など、何らかのストレス反応を抱える子どもたちがいることがわかりました。

中高生211名の回答によると、最も多く見られたのは「最近、集中できない」40%、次いで「コロナのことを考えると嫌な気持ちになる」32%です。

さらに、「こどもたちのことを決めるとき、大人たちはこどもの気持ちや考えをよく聞いていると思いますか?」の問いに「とてもそう思う」と回答したのは、中学生では約10%、高校生では約13%でした。

学年が上がるほど、話を聞いてもらえないと感じる子が多いことがわかります。

では、この現状をどのように打開すれば良いのでしょうか。

アンケート内では、「あなたが困ったときに今1番相談できる人はだれですか?」の問いに対し、「体や健康」の項目で家族と回答したのはおよそ70%弱にも上りました。

最も身近な家族に話を聞いてもらいたい、家族になら話すことが出来る、と考えていることがうかがえます。

一緒に食事を取る、家族揃ってお茶やおやつを楽しむなど、家族団らんの時間を設け、意識的に子どもたちの話に耳を傾けてみましょう。

その際、改まってしまうと子どもたちも話しにくいため、なるべくいつも通り、見守り、話を聴く姿勢を保つことが大切です。

話を聞いてもらうだけでも、ほっとして気持ちが楽になりますよね。

大変な時期が続きますが、子どもたちの気持ちに寄り添い、一緒に考え、この困難を乗り切っていきましょう!

◎参照「国立研究開発法人 国立成育医療研究センター 第2回コロナ×こどもアンケート:教育機関向け資料」

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