受験生の12月:後悔しない冬休みの過ごし方
2021年も上半期が終わりました。新型コロナウイルスが世界的な大流行になってから1年以上経ちましたが、子どもたちに及ぼされた影響にはどのようなことがあるのでしょうか。
今回は、コロナによる子どもたちへの影響についてお話します。
コロナの影響 ~生活面~
国立成育医療研究センターが行ったアンケート調査によると、1年前と比べて子どもたちの心身の健康が低下傾向にある可能性があるようです。
コロナの影響で、先生や大人への話しかけやすさ・相談しやすさが減ったとの回答が50%を超えていることから、なかなか悩みを打ち明けることができない子どもが増えているのかもしれません。
子どもの様子をよく観察したり、子どもと話す時間を積極的に設けるなど、普段と変わったところがないか注意する必要があるでしょう。
コロナの影響 ~学習面~
勉強の大変さが増えたと感じている子どもは、全体の41%に上りました。
家庭学習の機会の増加や、昨年の休校による授業の遅れなどにより、学習面で不安を抱えている子どもたちが多くいると言えます。
さまざまな場面で例年通りとはいかないことが多く、学習面においても不安を感じることがありますが、学びの選択肢が拡がっていくとも言えそうです。
今後は「GIGAスクール構想」などによりオンライン学習が進んでいくことが予想されるので、早めに新たな学習スタイルに慣れておくことができると良いですね。
コロナの影響 ~家族・友達面~
コロナの影響により、親子で過ごす時間が増えたと回答した保護者の方は50%を超えました。
リモートワークの普及など、保護者の方のライフスタイルの変化もあり、子どもたちが保護者の方と過ごせる時間が増えたようです。家族みんなで話をしたり、一緒に遊ぶ機会が生まれることで、家族の絆が深まったご家庭も多いのではないでしょうか。
昨年に引き続き、今年も例年通りに戻るにはまだまだ時間がかかりそうです。昨年の経験をもとに、さまざまな変化に柔軟に対応していけると良いですね。
◎参照
国立研究開発法人 国立成育医療センター「コロナ×こどもアンケート 第1回 調査報告 ダイジェスト版」
国立研究開発法人 国立成育医療センター「コロナ×こどもアンケート 第5回調査 報告書」
国立研究開発法人 国立成育医療センター「コロナ×こどもアンケート 第5回 調査報告 ダイジェスト版」
国立研究開発法人 国立成育医療センター「コロナ×こどもアンケートその5 この1年をふりかえって」