これからを生きる子どもたちに求められる力とは

こんにちは。個人指導専門塾の坂口です。

私立入試が始まり、受験生の皆さんはより一層頑張っていると思います。

一人、一人、自分を信じて受験に向かって下さい。

今回は、受験は受験でも、大学受験のことについてお話します。

中学生のお子さんにとって大学受験は少し先のお話になりますが、

今、中学生であるからこそ関係してくる話でもあります。

まず、大学には国公立と私立があります。

私立は高校受験と受け方が似ていますが、国公立大学は少し受験の仕組みが違います。

国公立大学の受験は二次試験まであります。

一次試験がセンター試験。これは国公立を受ける場合、必ず受けておかなければいけません。

二次試験が大学毎で異なる試験です。

2020年で大きく変化するのは、センター試験です。

現在、センター試験はマークシート方式(自分の解答を選択肢から選んで丸を塗り潰す方式)です。

この方式が記述方式に変化します。

今まで選択問題しか出題されなかったのが、記述問題になるのです。

選択問題でなくなるということは、曖昧な知識では太刀打ちできなくなるということです。

また、知識の問題だけではありません。

「説明しなさい」「要約しなさい」という問いに対して、自分で一から文章を作って答えなければいけないのです。

それに向けて学校のテストも、選択問題が減り記述式の問題が増えていくと考えられます。

つまり、文章が書けない、また自分の考えが表現できない子の点数は下がるということです。

このことをふまえて、今後必要になってくる「力」が

「表現力」「思考力」「判断力」「語彙力」

そして一番大切なのが「考える力」です。

これから子どもたちが生きる社会では、様々な場面で機械化が進むでしょう。

そして、今まで人間がやっていたことのほとんどは機械で補えるようになると言われています。

ロボットはプログラムされたことを正確に行うのは得意ですが、何か思わぬことが起きた時に対処する力はありません。

その点はよっぽど人間のほうが優れています。

それこそが、今求められている「考える力」なのです。

だから、その第一歩として自分で文章が書けるようにトレーニングすることはとても大事なことです。

文章を書くことが苦手なお子さんは、

例えば、比較的興味の持てる新聞記事を100字以内で要約してみたり、

国語の教科書にのっている説明文や物語の感想文を書いてみたりすることからはじめましょう。

教科書の文章を使う場合は、今の学年で習っているものよりも、2~3学年前に習った文章を扱う方がやりやすいです。

まずは文章を書く経験を積むことが大事です。

文章を書くことに慣れて、「意外と書けるものなんだ」と経験で納得できると良いですね。

2020年からの大学入試に向けて、「考える力」重視の教育の波に乗り遅れないようにしましょう。

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