行動科学で不安を和らげる!子どもが安心できる家庭のつくり方
コロナウイルス感染拡大予防の為の自粛が緩和され、学校が開始されたところもありますよね。
- 「やっと日常が戻ってきた!」
- 「子どもも学校へ行けて嬉しそう!」
そんなポジティブな意見がある一方、
これから学校では、休校期間中にできなかった勉強を急ぎ足で行うことが予想されるため、
- 「子どもの疲れが出ないか心配…。」
- 「うちの子授業についていけるのだろうか…。」
と心配する声も聞こえてきます。
これから始まる7時間授業で子どもがストレスを抱える可能性があることに注意しなくてはいけません。
では、この子どものストレスにどう対処していくべきなのでしょうか。
・生活習慣に気を配る
学校で自分なりにリフレッシュをしてくれる子どももいますが、皆の中ではそれができない子もいます。
そうすると、その子は常に気を張った状態となります。
せめて家では思い切りリラックスできる状態にさせてあげたいですよね。
その上で一番基本的なのが生活習慣を整えるということです。
休日も含めて毎日同じ生活リズムがとれるようにしましょう。
生活習慣を司るものには、食事・適度な運動などが挙げられますがその中でも日中の活動に大きく影響を与えるのは睡眠です。
睡眠時間を毎日揃えると、毎日の過ごしやすさが格段に上がります。
長い休校期間中に、長く寝る習慣をつけてしまった子は、
いきなり学校に行っていた頃の睡眠時間に戻すのではなく、休日も使って徐々に時間を短くして理想の睡眠時間に近づけていくことが理想です。
また、毎日の睡眠時間を整えるということはストレスを感じにくくなるひとつの方法ですが、寝るということそのものがストレス解消に効果的です。
体も心も癒す睡眠なので、子どもが辛そうな場合は、時間を決めて「寝ても良いよ」と伝えてあげても良いでしょう。
学校が始まると当然昼寝の時間は確保できないので、これは休日を中心に勧めてあげてください。
・話をたくさん聞く
子どもはストレスを抱えている自覚がない場合があります。
- 「このモヤモヤした気持ちはなんだろう」
- 「何もないのにイライラする」
大人はその原因を探り自分で対処することができますが、子どもは何かに八つ当たりをしたり、どうしたらいいか分からなくて途方にくれたり…となってしまいます。
7時間授業によるストレスを解消させるもう1つの方法は子どもの話を聞いてあげることです。
こちらから話題を無理に振る必要はありません。
アドバイスをしてあげようと思う必要もありません。
子どもが話し始めたら、いつも以上に聞いてあげることを意識してみてください。
学校では言えなかったことも家庭で吐き出せれば気持ちを楽にさせてあげられます。
今、子どもはストレスを感じやすい環境におかれている、ということに気づくだけでも子どもへの接し方は変わります。
学校が始まって、またお子様と過ごす時間が少なくなっていると思います。
少ない時間だからこそ、一緒に過ごす時間を大事にしたいですね。