行動科学で不安を和らげる!子どもが安心できる家庭のつくり方
前回は、表現力とは何かについてお話しました。
多様化・グローバル化が進んでいく中で、これからを生きてく子どもたちにとって「表現力」を高めることはとても大切です。
とは言え、なかなか大人でも自分の気持ちを正確に伝えるのは難しいもの。
子どものうちに表現力を養うにはどのようなことができるのでしょうか。
そこで今回は、ご家庭でできるトレーニングについてお話します。
ご家庭でできるトレーニング①喜怒哀楽を表現する
急に「喜怒哀楽を表してください」と言われても、どうしたらいいか困ってしまいますよね。
普段から気持ちを表現する練習をしていないと、いざ表してみようと思ってもなかなか難しいものです。
そこで、お子さまが何かに不満を感じたり、怒りを覚えて表現した時に、それを良しとしてあげるということを意識してみましょう。
日本ではそういった時、つい「静かにしなさい」とか「みっともない」と注意してしまいがちです。
しかし、思いっきり気持ちを表現させてみることで、子どもたちは自分がどんな気持ちの時にどんな表情や体の動きをするのかを学んでいきます。
また、ダンスや演技を学ぶと、表情だけではなく身振り手振りなど体全体を使った表現を学べるのでおすすめです。
ご家庭でできるトレーニング②読書をする
多様な表現を身につけるには、豊富な語彙力が助けになります。語彙を増やすことで、同じものに対する表現でも、さまざまな言い回しを身につけることができます。
例えば、「赤色」を表現する場合でも、「茜色」「朱色」「小豆色」など、より具体的に表現する言葉を知っていれば、相手にわかりやすく伝えることができるでしょう。
ご家庭でできるトレーニング③日記を書く
読書をして新しい表現や語彙を増やしたら、自分で使って身につけることが大切です。
おすすめは日記を書くこと。だれに見せるためでもなく、自分の気持ちを自由に言葉で表現してみましょう。
繰り返すことで、実際のコミュニケーションのときにもスムーズに自分の意見を伝えられるようになっていきます。
いかがでしたか。
表現力は、学校の勉強のなかだけでなく生涯必要となるスキルと言えます。
ぜひご家庭でもトレーニングを取り入れて、楽しみながら表現力を磨いてくださいね。