中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
以前、子どもの可能性や好奇心を潰さないために親が心がけるべきことについてお話ししました。
お子様の可能性や好奇心をそのまま伸ばしてあげられるように、親としてできること(行動編)をお話ししていきます。
是非こちらの記事も参考にしてください。子どもの可能性や好奇心を潰さないために親ができること~心がけ編~
自発的に「やりたい」と思う気持ちを大切に
お子様が自ら考えて「やりたい」といったことを大切にしましょう。
「ダメ」ばかりはNG!
「ダメ」ばかりいう親だと、子どもが「これをやりたい」と思っても「どうせダメって言われるから」と話すことすらやめてしまいます。
かといって、たくさんの習い事だったり、行きたいところだったり「すべてをやらせてあげましょう」というのではありません。
もちろんお金がかかることもありますし、お子様が言い出した事柄によっては「まだこの年齢では早い」ということや「それは危険だからやらせてあげられない」ということも。
そのようなときに、具体的にどうしたら良いのかというと…
「なぜそれをしたいと思ったのか」「それをして自分はどのようになりたいのか」などを丁寧に聞いてあげてください。
そして、できる・できないは別として、自分で考えてやりたいと思ったのは素晴らしいことだと褒めてあげましょう。
そして、もし可能であれば代替案を提示してあげられると良いかと思います。
結果ではなく努力を褒める
お子様が何かに挑戦したら、その結果ではなく努力を褒めてあげましょう。また、すぐに結果を求めないのも重要です。
お子様が上手く結果を出せなくて落ち込んでいるときは、努力や過程に着目して励ましてあげてください。
最初は上手くできなくても、親が褒めてくれる⇒だからもっと頑張ろうと思う⇒時間がかかっても自分の得意なことになる、といったケースもあります。
親が、結果ではなく努力を褒めてあげれば、チャレンジすること・努力することを「楽しい」と思えるような子に育ちます。
失敗しても「今度こそ」と、またチャレンジできる子になるのです。
一緒に楽しむ余裕を持って
お子様が頑張っていることや挑戦していること、「やってみたい」という好奇心を、親御さんも一緒に楽しむ余裕を持てるとベストです。
ある子は、小学生のときに水圧についての疑問を持ったようです。
「水圧ってなに?」といった疑問を投げかけられた親御さんは、口頭で説明するのではなく「じゃあ一緒にやってみようか」と、実験をすることに。
ペットボトルの横に、縦に並んだいくつかの穴をあけて、そこに水を入れます。
一番下の穴からは勢いが良く水が出て、上にいけば行くほど出てくる水の勢いが弱くなります。
この実験と親御さんの説明を通して、水圧とは何かを知った子。「これは何だろう?」「知りたい・やってみたい」といった好奇心を今までよりも持つようになり、理科の勉強も得意になりました。
ふだんの生活のなかで、お子様の疑問にすぐに答えずに「一緒にやってみる」というのも、好奇心や可能性を伸ばす行動です。
できることならば“好き”を仕事にして欲しい、自分の得意を活かして輝く人生を歩んで欲しい
親御さんが思うように、私たちも思っています。
お子様の可能性や好奇心をそのまま伸ばしてあげられるように、ぜひ今回の記事を参考にしてみてくださいね。