家で勉強をやらない。
宿題しかやらない。
このままで本当に大丈夫かしら…
ゲームやスマホなどはどれだけ時間がなくてもやるのに、
なぜ勉強はちょっとした時間すらやらないのでしょうか?
それはなぜかというと理由はカンタンです。
なぜかというと、すぐに結果が出ないからです。
結果というのは「楽しい」というのも含まれます。
すぐというのは60秒以内です。
行動科学では60秒ルールというのがあり、自分が取った行動に対して60秒以内に
ポジティブな結果が返ってこればその行動は繰り返しやすくなります。
逆にネガティブな結果になればその行動は繰り返されにくいのです。
大人も子供も関係なくこれは人間の基本的な行動原理です。
例えば、ダイエット。
食べない方がいいとわかっていてもつい甘いものを食べてしまう。
それはなぜかというと、食べた瞬間に甘くておいしいというのが確実に訪れるからです。
英会話の勉強も30分勉強すれば確実に話せるというのであれば全員勉強します。
でも30分どころか5時間やっても1週間やっても1ヶ月やっても話せるかどうかわからないのであれば
なかなかその行動は繰り返されないんです。
そこで、お子さんの行動パターンに置き換えても、同じことが言えます。
例えばゲームやスマホなどです。
やった瞬間に楽しいというのがわかっているのでなかなかやめられませんし、すぐに習慣になります。
これが基本的な行動原理です。
ということは、この論理が分かっていれば行動を変えるということができるということです。
それはどうやってかというと、
意図的に60秒以内にポジティブな結果が返ってくるという環境を作ってあげればいいんです。
30分勉強したらマンガを読む。
単語を5個20回ずつ練習をしたら5分だけスマホをやる。
こういったことは皆さんもよくやられると思います。
これは実はすごく効果があることなんです。
そのためにも子ども自身でご褒美設定をさせる、もしくは一緒に考えてあげるというのもポイントです。
ご褒美は何もモノや遊びだけではありません。
お母さん・お父さんが「今日も頑張ったね!!」と肩をポンと触ってくれる。
これが一番のご褒美ということもあります。
目的は、今日その日を行動させるということだけではないというのを理解しておいてください。
最終的な目的は習慣になってもらうまで行動を繰り返させるということです。
そこをぶらさず上記の自分で決めたルールを守るということを最低3週間は続くようにサポートをしていきましょう。
投稿者プロフィール

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個人指導専門塾 統括長
行動科学マネジメント検定1級取得
20年教育業界に携わり自身としても現場で
1,000名以上の生徒に対し、
行動科学を導入した個人指導を実践。
現在はその中で構築したノウハウを広げるため、
講師の人材育成中心に活動。
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