中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
小学校では2020年度にスタートした新学習指導要領。
「生きる力」をテーマに、「思考力」「判断力」「表現力」の3つを子どもたちに身につけてほしいという考え方があります。
そこで今回は、表現力とは何かについてお話しします。
日本人の表現力における課題
日本人は他国に比べて自己表現が苦手というイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか。
実際に、全国学力・学習状況調査の結果において、日本の子どもたちは表現力において課題があるという結果が出ています。
多様化、グローバル化が進んでいく世界で必須の表現力。では、表現力とは一体どんなものなのでしょうか。
表現力とは?
「表現力は、音楽や図工など芸術分野で求められるだけの能力ではないの?」
とお思いの方もいらっしゃるでしょう。
しかし、表現力とは私たちが生きていく中で常に必要とされているものなのです。
例えば、今回新しくなった学習指導要領では、表現力のほかに思考力、判断力も共に育成していくことを目標としていますが、表現力がなかったとしたらどうなるでしょうか。
たとえどんなに優れた思考力を持っていたとしても、それに基づいて問題に対する有益な判断をしたとしても、それを表現することができなければだれにも伝えることができません。
つまり「表現力」とは、「自分の気持ちや考えを相手に伝える力」のことを言うのです。
人の意見を聞く
自分の気持ちや考えを伝えられるようになることも大切ですが、人の考えや意見を聞くことも同じように重要です。
相手もあなたと同じように、その人なりの考えや意見を持っています。話をよく聞くことにより、相手をより深く知ることができたり信頼関係を構築することができます。
また、人の意見を聞くことにより自分にはない視点を知ることができたり、問題をより理解することに繋がります。
表現力を高めることの大切さや、人の意見、考えを聞くことの重要性がお判りいただけたでしょうか。
次回は、ご家庭でできる表現力を養うトレーニングについてお話します。