中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは。個人指導専門塾の柴山です。
11月も残りあとわずか、受験までは約3か月となってきました。
受験勉強中、「やらなきゃいけないのはわかっているけどやる気がわかない。」
と思うお子さんもいらっしゃると思います。
そこで大事なのは勉強に対するモチベーション、つまり学習意欲です。
学習意欲については、前記事でもとりあげていますのであわせてご覧ください。
→『受験生に伝えたいモチベーションを維持するということ』
そもそも、学習意欲という言葉は心理学的に明確に定義されていませんが、
「自ら学習という行動を選び取ることが出来るか」で量ることが出来ます。
ゲームをする、テレビを観る、寝る、おやつを食べる・・・
学習意欲があるというのは、これらの様々な行動の中から「勉強する」という行動を選択し実行できることなのです。
これから受験まで、この学習意欲を継続できるかどうかが要となります。
正しい方法で「勉強する」という行動を継続すれば結果は出ます。
そこで今回は「保護者の方が出来る、お子さんの学習意欲を継続させる方法」について、お話していきたいと思います。
まずは受験勉強をする目的を再認識させるために
「高校に入学したらどんな生活がしたいか、何を学びたいか」の話を親子でしてみてください。
その時に高校の資料やホームページを見ながら話すと尚よいでしょう。
受験に合格したあとの高校生活を思い描くことで、受験勉強を頑張る理由を再認識させることができます。
また、日々の声掛けも大切です。
「今日は何を勉強したの?」と聞いてみてください。
これを聞くことで、自分が勉強をした量を意識させることができます。
すると、子ども自身がもう少しやらなくてはいけないことに気づくことが出来ます。
また、頑張っている様子があればそれを認めてあげるために
「がんばったね。」とほめてあげましょう。
褒めてもらえると「また褒めてもらいたい」と思いさらに次の行動を促すことが出来ます。
「そんなに単純なことなのだろうか」と思う方もいらっしゃるかもしれないですが、意外と単純なのです。
大人も、褒めてもらうことで知らず知らずのうちに行動していることがあります。
仕事で上司に褒められたときや、家族から日々の家事を改めて感謝されたとき、「もっと頑張ろう」と思いますよね。
実はそれと同じなのです。
受験の目的を改めて共有すること、また「褒めること」が大事です。
親子で力を合わせて一緒に頑張っていきましょう。