行動科学で不安を和らげる!子どもが安心できる家庭のつくり方
「文章力や読解力を養う」といった読み書きは、認知能力として扱われることが多いです。
しかし、自分の気持ちや思い、情景や状況などを文章にして伝える・読み解くことは、相手との関係を築いたり社会性を伸ばしたりすることにもつながります。
「自分の気持ちや思いを文章にして伝える力・読み解く力」は、非認知能力を伸ばすことでもあるのです。
ここでは、伝わる文章を書く、読解力のスキルを伸ばすメリットや方法を紹介したいと思います。
伝わる文章を書く力
作文や日記、読書感想文など、学生さんは自分で考えた文章を書く場面がなにかとありますよね。
得意な子もいれば「何を書けばいいか分からない」と苦手な子もいます。
伝わる文章を書くためには、状態や情景を細かく把握する能力が必要です。
さらに、自分自身の気持ちを理解して、正確に言語化する能力も欠かせません。
また、プロットを考える“組み立て”であったり順序立てのスキルもなくてはなりません。
一口に「伝わる文章を書く力」といっても、さまざまな非認知能力が関係してくるのです。
文章を読み解く力
文章を書く力だけでなく、読み解く力(読解力)も子どもの時期に養っておきたいスキルです。
文章を読んで内容を理解、解釈する能力ですが、文章を読み解く力が高いと他者とのコミュニケーションにおいても大きく役立ちます。
- 文面から相手の置かれている状況・感情を知る
- リアルに想像して書かれていない部分にも目を向ける
- 伝えたいことを正確に把握・理解・要約する
このような力があれば、学力アップだけでなく、社会生活においても良好な人間関係を築けますし、誤解や曲解といったトラブルを減らすことにもつながります。
「文章を書く仕事に就かないから文章力はいらない」「文系に進学しないから読解力がなくても大丈夫」と言う子がたまにいます。
しかし、伝わる文章を書く力や文章を読み解く力を養うとコミュニケーション能力がアップするだけでなく
- 物事を順序だてて考えられる(ロジカルシンキング)
- 自分の気持ちを理解・把握する
- 正確に言語化する
- 読み手を想像して配慮する
- 細かな部分にも目を向ける
- 文章から物事を正しく把握する
- 長い文章を要約する
などのスキルが身につきます。
メリットがとても多いので「伝わる文章を書く・文章を読み解く」といったスキルはぜひ身につけて欲しいです。