行動科学で不安を和らげる!子どもが安心できる家庭のつくり方
小学校高学年~中学生頃に向かえる反抗期。
成長の過程だと頭では分かっていても、いざ目の当たりにすると戸惑ってしまうこともありますよね。
そこで今回は、反抗期の子どもへの接し方についてお話します。
反抗期とは?
一言で反抗期と言っても、どういった態度を取るようになるかは千差万別。
イライラして不機嫌になるタイプ、保護者をバカにするような態度を取ってしまうタイプ、保護者を無視して自分の殻に閉じこもってしまうタイプなど、人それぞれです。
子どもたちはさまざまな人と関わり、いろいろな経験を積みながらどんどん成長していきます。
まさに今、今までとは違う視点や価値観を学び考え方が変化していく真っ最中。
だからこそ、「自分が受け止めにくいと思ういろいろなもの」に対し拒否反応を示したり、抵抗するようになるのです。
子どもへの接し方①子どもがイライラしているとき
子どもが不機嫌で話がうまくできない時は、子ども自身も苦しんでいます。
子どもがイライラしているなと感じたら、気分転換を促してみましょう。
好きなおやつを食べたり、お風呂に入るよう声をかけたり、ちょっとしたことで構いません。
気持ちが落ち着いたら「さっきはどうしたんだろうって思ったよ」など、関心を向けていることを伝えてみてください。
子どもへの接し方②保護者をバカにするような態度を取ったとき
バカにされるような態度を取られると、ついカッとなってしまいますよね。
この時、子どもは必死に自分自身の価値観を築こうとしています。
冷静に子どもの意見を聞き、大人と同じように扱うことで、こちらの話も聞き入れやすくなるでしょう。
人を傷つける言葉や態度は許さないという姿勢を貫くことも大切です。そういった姿勢から「何を言っても許されるわけではない」と学んでいきます。
子どもへの接し方③自分の殻に閉じこもっているとき
話しかけても無視されたり、そっけない態度を取られ続けると話しても無駄なのでは?と思ってしまうかもしれませんが、保護者からの働きかけをなくしてしまうのは良くありません。
「いつも気にかけているよ」「頑張っているね」など、短くて良いので大切に思っていることを伝えてあげてください。
どのようなタイプでも大切なのは、何を言っても聞かないからと突き放してしまうのではなく、子どもときちんと向き合うことです。
向き合うからこそ、お互い辛いこともありますが、子どもとの関係性を見つめなおすいい機会だと捉え、見守っていけると良いですね。