行動科学で不安を和らげる!子どもが安心できる家庭のつくり方
2020年度から小学校で必修化された英語。現在、小学校での英語の授業が本格化してきています。
そのため、学校以外でも英語を学ぶ機会を与えた方がいいのでは?と悩む親御さんも。
今回は、習い事など学校外で英語を学ぶ機会を検討している方に向けたお話です。
英語の授業が本格化している
親の私たちが中学で英語を勉強していた時代に習った英単語の数は1000語程度です。
しかし、現在はその数がぐっと増え、小学校+中学校で2500語くらいと2倍以上になっているのです。
- 2000年頃まで:中学3年間で1000語程度
- 2012年から:中学3年間で1200語
- 2021年から:小学校で600~700語、中学校で1600~1800語
大幅に増えた習う英単語の数。国としても、子どもの英語の習得に力を入れているのがわかるかと思います。
そのため「学校だけでは追いつけなくなるかも?」といった親御さんの気持ちも当然です。
しかし、学校外で英語を学ぶ機会は本当に必要なのでしょうか。また、それに対するデメリットはないのでしょうか。
習い事のネックは時間・コスト・手間
習い事をさせる際のネックになるのは、通う時間、かかるコスト、送り迎えなどの手間、です。
ここをクリアにせず、無理に通わせるのはおすすめできません。
たとえば、すでにいくつか習い事をしているお子様が英会話などに通い始めたとすると、習い事に費やす時間が増えて自由に使える時間が少なくなってしまう、睡眠時間が削られてしまう、といったことも考えられます。
また、親御さんの送り迎えの手間が増えて、心の余裕がなくなってしまったり、家庭内で家族と過ごす時間が極端に減ってしまったりする可能性もあります。
とはいえ、ライフスタイルはご家庭ごとに異なりますので、家族・子ども本人の心の健康や生活リズムを害さない、家計を大きく圧迫しない、といった場合であれば、英語の習い事を始めるのも良いかと思います。
子どもの気持を基準に検討する
私たちがお伝えしたい「習い事を始める際に重視したいポイント」は、“子どもの気持ち”です。
塾、スポーツ、英会話・・・どれであっても、習い事の成果は本人の気持ちに左右されることが多いです。
「好き」「楽しい」と思えればお子様も頑張れますし、積極的に取り組めます。その結果、成果も後からついてくるのです。
「子どもが楽しみながら取り組んで成果も良い」となれば、親御さんとしては習い事をさせている甲斐がありますし、この上なく嬉しいことですよね。
しかし、本人が「やりたくない」「嫌だ」といった気持ちがあるまま習い事をスタートさせると、「やっぱり嫌だ」「英語を学ぶ時間がストレス」となってしまう可能性もあります。
そうなると学校の英語の授業も嫌いになってしまい、英語への苦手意識を持ってしまいかねません。
そのため、お子様の気持ちを優先して、学校外で英語を学ぶ機会を増やすか否かを判断しましょう。
お子様が英語の習い事をしたくないと考える場合は、「学校での今日の授業内容を自主学習で復習する」といった方法でじゅうぶんかと思います。
一方、英語に興味があるお子様、英語ができるようになりたいお子様は、無理のない範囲で習い事を始めるのがおすすめです。
今回の記事が、子どもに英語を習わせようかな?とお考えの親御さんの参考になれば幸いです。