中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
自分から勉強する子もいますが、全体的な数としてみるとごく少数です。子どもなので自制・自律ができなくても当たり前。
とはいえ、促してもなかなか机に向かってくれないと親としては困りますよね。
そこで今回は、環境を整えて「勉強するしかない状況」のつくり方を紹介します。
子どもが勉強するしかない状況を強制的に親御さんがつくる、というよりは、お子様と一緒に勉強に取り組める状況づくりとして参考になさってください。
勉強に邪魔なものを排除する
家に帰ると手洗いうがいをしてすぐにゲームをやりだしてしまう…そんなお子様もいるかと思います。
また、勉強をしたとしても、途中で違うものに気がとられて勉強が進まないパターンもありますよね。
そこで、勉強するしかない状況をつくるために、邪魔なものを排除しましょう。
できるだけお子様の目に届かないところにしまうのがベスト。
「今から1時間はゲーム禁止」と言っても目に入れば気になってしまうものなので、視界に入らない工夫をすると良いでしょう。
勉強する内容を決める
いざ勉強をするとなっても、何を勉強したらいいか分からないとお子様のやる気も削がれてしまいます。
「何すれば良いか分からない。だから、やめた」となってしまうケースも少なくありません。
そのため、事前に勉強する内容を決めておきましょう。
このときに、ただ内容を決めるよりも“時間”と内容を結びつけると良いです。
- 10分でテキストを読むor英単語を覚える
- 15で漢字を〇文字練習するorワークを1ページやる
- 30分あれば問題集を解く
のように決めておけば、勉強時間内でそれを組み合わせれば良いですし、5分・10分といった時間でできることはスキマ時間の活用にもつながります。
勉強に必要なものを用意する
勉強するときに必要なものがそろっていなければスタートできないのはもちろんですが、勉強に必要なものがあるとやる気を引き出すきっかけにもなります。
できれば必要なものをまとめておいて、勉強するとなったらすぐに準備できるようにすると良いでしょう。
また、スキマ時間を利用して勉強する際は、常に必要なものを手元に用意しておくと◎
単語帳などは持ち歩きやすいので、いつも手元においておけば5分といった短い時間でも活用できます。
邪魔を排除し勉強内容をあらかじめ決める。そして必要なものをまとめて用意しておいて、勉強するしかない状況をつくりだしましょう。
自主学習もスキマ時間の活用も習慣化してしまえば当たり前のようにできますので、今回の記事を参考に、ぜひお子様と勉強する環境を整えてみてくださいね。