行動科学で2学期の苦手単元を克服!楽しく学ぶ学習習慣作り
こんにちは。個人指導専門塾の坂口です。
2学期最後のテストがどんどん迫ってきていますね。
このテストで、どこまで点数をひきあげることが出来るかが内申点をきめる要となります。
また、このテストの結果を踏まえて冬休みどんな勉強をするのか計画を立てていくことになります。
冬休みに苦手単元をたくさん復習出来るように、今のうちにテスト勉強も兼ねて基本は完璧に押さえていきたいところです。
そして、このテストは中学3年生にとって特に大切なテストです。
受験校を決めるために必要な内申点が決まる最後のテストだからです。
今回は、テストを控えたお子さんやその保護者の方に考えていただきたい、学習環境の大切さについてお話したいと思います。
うるさい環境(家族の声や物音が聞こえる)、誘惑が多い環境(ゲームやスマートフォン、PC、タブレットにすぐ手が届く)で勉強はできますか。
この問いに大半の方は「出来ない」と答えると思います。
ずばり、そんな環境では集中できないからです。
テレビがついている部屋、家族が談笑している部屋、兄弟が遊んでいる部屋・・・。
どんな環境でも学習をすることは出来るかもしれません。
でも、いろんな情報が飛び交っている空間で集中することは、何か訓練を受けていない限り難しいものです。
「学習は取り組んでいるけど、本当に頭に入っているか。」自信をもってうなずくことは出来ないのではないでしょうか。
「家ではなかなか、集中できない。」
こういうお子さんは、まず自分が集中できる環境(図書館、塾等)を探し、とにかく学習に取り組んでみることが大切です。
大切なのはその学習環境にお子さん自身が納得していることです。
勉強するのはお子さんです。
ここでは勉強しにくいと本人が思っていると、学習のパフォーマンスも下がってしまいます。
お子さんが「ここでなら集中して勉強出来る」と信じていることがとても重要なのです。
一番望ましいのは、その環境が自宅にあることです。
そこではご家族のご協力が必要不可欠になってきます。
リビングから遠い部屋に勉強部屋を確保する。テレビをつけているときはその部屋の扉をしめてあげる。誘惑になりそうなものは預かっておいてあげる。
小さなことなのですが、少し気をつけてあげるだけで勉強するという行動を後押しすることが出来ます。
何時間も続けて勉強しているようだったら、「頑張ってるね」とほめてあげたり、小さなご褒美を用意してあげると「次も頑張ろう」「明日もやろう」に繋がります。
学習環境を整えるということはお子さんが「勉強をしよう」と前向きに思えるようにするひとつの方法です。
「勉強しなさい」と叱る以外にも、勉強を促す方法はあるのです。
子どもの「勉強しなきゃいけないのは分かっているけどしたくない」の気持ちに寄り添って、受験まで一緒に走り切ってほしいと思います。