中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは、個人指導専門塾の吉田です。
もうクリスマスが今か今かと近づいてきていますね。
子供たちが浮足立つこの頃です。
今回から国語の勉強のポイントをお伝えしていくのですが、
他の記事にも書いてあるように、
克服を行うにはまず「苦手の分析」が一番大切です。
なので、今回は普段の生活を含め、
どんなことが苦手だと、どの力を伸ばしていったほうがいいのか
その見極め方をお伝えしていきます!
まず国語の苦手には代表的なもので、この3種類に分かれるかと思います。
①漢字が苦手
②作文が苦手
③読解問題が苦手
今回は、そのうちの①と②についてお話していきます。
①漢字が苦手
・一人だと読めない漢字があり、本を読みたがらない。
・漢字の勉強の進みが悪い。
・手紙など文字を書くとき漢字を書かない。
これらは漢字そのものに強い苦手意識を持っている証拠です。
たとえば種類が増えてきて使い分けができなくなってきたとか。
もっと深層では漢字テストで親にすごく怒られた経験がある、
漢字練習をこなしていて字が下手だと叱られたことがある。
こんなことがきっかけで大嫌いになる子もいます。
それが結果として、漢字を使わないなどの形で態度・行動に出てくるようになるのです。
まずは漢字の練習を好きになってもらう必要があるので、
・漢字は日常的に身近なものだと認識させる。
・効果的に褒め、きもちよく勉強する。
このような学習が必要です。
いかに漢字の練習を楽しく行うか。
最近有名になったのは「うんこ漢字ドリル」などでしょうか。
とっかかりやすいものから、スタートしていくことが一番ですね!
②作文が苦手
・感想文や日記を書くときに、変な日本語を使っている。
・思っていることを、うまく言語化できない。
・擬音語・擬態語が多い。(バ~となってガンガ~ンとなった等)
これらは作文に苦手意識を持っている証拠です。
この作文が苦手かどうかは、普段の生活では判断しにくく、
よく「読書感想文が一人で書けるかどうか」
で判断されることが多いです。
ただ、学校でそのような機会は少なく、
感想文が一人で書けるのは“最終ゴール”だと考えられます。
なので、もっと日常で“作文の能力が問われるとき”を想定して、
苦手を判断していくことが大切です。
この場合は
・語彙力を伸ばす方法
・論理的思考を養う方法(序論・本論・結論など)
・国語の文法を使いこなす方法(しかし、など)
このような学習が必要です。
例えば短い文章を3つ書かせる。
そのあと正しい接続詞を入れ込む練習をするのは非常に効果があります。
例)①ぼくは本が好き。 ②虫の図鑑がとっても好き。 ③時々怖い写真もある。
→ぼくは本が好きです。そのなかでも、虫の図鑑がとっても好きです。
しかし、時々怖いなと思う写真も載ってます。
難しい練習をいきなりやらせることは、
本人の苦手をより加速させてしまいます。
本人の現状のレベルを把握して、
ちょうどいい勉強方法を探していきましょう!
続きはまた次回で!