中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
「勉強をしなきゃ」とわかっていても、なかなかやる気が出ない子どもはたくさんいます。
大人ですら「あの仕事やらなきゃ」と思いつつ、ついつい別のことをやってしまう、ということはよくありますよね。
でも、そんなことを言っていてはいつまで経っても成長できませんし、学校の成績だって下がってしまいます。
今回は「やるべきこと」を実際にやるためには具体的にどうすれば良いのか、そしてモチベーションの維持についてご紹介します。
具体的な目標を決める!
まずは目標を立てましょう。
ここでポイントがあります。
例えば、「英単語を頑張る!」という目標だと、一体どのくらい頑張れば良いのかが曖昧で、結局三日坊主で終わってしまう可能性が高いです。
この曖昧さを解消するためにおすすめなのは目標に数字をいれることです。
数字を入れると、目指すべき方向が具体的に定まるからです。
例えば、
- 「中間テストで合計450点を目指す」
- 「1日30分英単語の勉強をする」
数字をひとついれるだけで、何をどのくらい頑張れば良いのかが分かり、より具体性が上がります。
では、その目標を達成するための行動に対するモチベーションはどのようにして維持すれば良いのでしょうか。
モチベーション維持には段階的な目標設定が効果的
「目標はあるけど、いつもやる気が三日坊主で終わってしまう…」
子どもに限らず、モチベーションが続かないという悩みは誰にでもあります。
実はモチベーションが維持できないのは、目標のための小さな目標がなかったり少ないからかもしれません。
先ほど目標を立ててみようと言いましたが、目標のための小さな目標を複数作った方がモチベーション維持になります。
「中間テストで合計450点を目指す!」というのは大きな目標で、それを目指すためのステップとして「1日30分英単語の勉強をする!」という小さな目標を作るのがポイントです。
こんな風に、段階を踏んで大きな目標へたどり着けるようにしてみましょう。
小さな目標を決めておけば、具体的に何をすれば良いのかが明確になるので毎日迷う必要がなくなります。
また、小さな成功体験を積み重ねることで目標達成のためのモチベーションが維持できます。達成できる小さな目標をたくさんつくっておくと、その分達成できた時に成功体験にすることができるからです。
目標ノートなどを一つ作って、定期テストごとに新しい目標を決めてみるのもおすすめです。
闇雲に勉強するという非効率的なこともなくなるので、小中学生にはぜひこれを習慣化してもらいたいですね。