中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは、個人指導専門塾の山岡です。
もうすぐ3月が終わりますね。
休校が始まって一ヶ月。その間、お子様の様子はいかがでしたか。
よく保護者様からは、「ゲームする暇があったら勉強しなさいと言うんですが、そもそも勉強が嫌いだからやるわけないんですよね・・・。」とお悩みの声を頂きます。
「勉強が好き」「科目によっては好き」という子も勿論いますが、勉強にネガティブなイメージを持っている子は本当に多いものです。
今回は、そんな「勉強が嫌いな子を勉強が好きな子に変えてしまう方法」をお話します。
「とにかく勉強が嫌だ!」という子にいきなり勉強を好きになってもらうのはなかなか難しい話です。
自分の嫌いな人のことをいきなり好きになれと言われても、好きになんてなれないのと同じ理屈です。
勉強が嫌いな子たちは、2つのパターンに分けることが出来ます。
- 成績は良いけど勉強が嫌いな子
- 成績が悪くて勉強が嫌いな子
この2パターンそれそれに対してどんなアプローチ方法があるのか見ていきましょう。
①成績は良いけど勉強が嫌いな子
成績が良いけど勉強が嫌いな子というのは、すでに結果を手に入れることが出来ています。
結果が良いということは、必ずどこかで良い結果につながる良い行動をしているはずです。
それを見つけて、その行動がみられたらすぐに褒めてあげましょう。
すると、その行動は促進され、また結果に繋がります。
そして、「良い行動による良い結果」が出たら、そこでもすぐに褒めてあげましょう。
その際、結果のみを褒めるのではなく、
その「良い結果につながる良い行動」についてもう一度褒めてあげましょう。
例えば、「テスト前の2週間、毎日英単語の練習をしたから、こんな良い点数とれたんだね」というような言い方です。
「良い結果と良い行動は、ちゃんと繋がっている」ということを改めて感じると、
勉強することが楽しくなり、勉強を繰り返すたびに勉強が好きになっていきます。
意外なことに、「褒め慣れている保護者」と「褒められ慣れている子ども」というのは少ないものです。
どこか気恥ずかしい思いがあるからかもしれません。
まずは保護者様がその壁を破って、いつもより意識的にお子様のことを褒めてあげてください。
最初はぎこちなくても、慣れてくるとお互いの「褒める・褒められる」のやりとりがスムーズにいくようになります。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
次回は、②成績が悪くて勉強が嫌いな子のアプローチ方法についてご紹介します。