中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは、個人指導専門塾の田中です。
受験生の皆さんは、私立受験が終わり、もうすぐそこに公立受験が迫ってきていますね。
突然ですが、締め切り効果というのをご存知でしょうか。
締め切りの直前で集中力が高まり、これまでにないスピードで作業を終わらせられるというものです。
例えば「学校の宿題を当日の朝ギリギリにやって、なんとか間に合った…」
という経験はありませんか。
もし仮に、その「ギリギリ感」を締め切りのもっと前に感じていたら、宿題はもっと早く終わったはずです。
これが締め切り効果の威力です。
「時間が足りない」という状況下だと、集中力をすべて目の前の課題に振り分けることができるようになります。
つまり、皆さんにお伝えしたいのは
「締め切り効果を使うために、これから受験までの日数をカウントしていきましょう」ということです。
「カウントダウン」とは、「残り○日」という具体的な試験日までの日数を、毎日“正確に”把握していくことです。
この“正確に”残り日数を把握するのがポイントです。
「えっと、試験までたしかあと 30 日ぐらいだったよな?」
といった感覚では緊張感が高まりにくいのです。
「残り 32 日」「残り 31 日」「残り 30 日」・・・・
と正確な数字で把握していくことで、
リアルな緊張感が得られるとともに、日々数字が減っていく“締め切り効果”による集中力アップ効果も得られます。
2月も半ばが過ぎ、今はカウントダウンの締め切り効果が高まっていく絶好のタイミングです。
ぜひ、このタイミングでカウントダウンを実践していきましょう。
さらに、より効果的なカウントダウンを用いた勉強について紹介致します。
それは、「毎日スモールゴールを決めておき、それをカレンダーなどに記載しておく」です。
例えば、
数学の一次関数を覚えるために、「公立試験まで残り〇日までに、一次関数の基本問題のページを3周やる」
英語の不定詞を覚えるために、「公立試験まで残り〇日までに、ワークの不定詞のページを3周やる」
など勉強内容の締め切りをカレンダーに記載しておくということです。
それにより、今日何をしようか?と毎日悩む必要もなくなり、不必要な時間がかかりません。
ここで気を付けるべきなのが、スマホや携帯のアプリのカレンダーやカウントダウンアプリは
極力使わないようにする、ということです。
なぜなら、スマホは他の機能も備えていて、始めはカレンダーの確認のつもりでも
ついつい LINE や Twitter を確認してしまうことがあるからです。
締め切り効果をうまく使って、残り少ない受験までの期間、悔いの残らないように勉強していきましょう。