中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは、個人指導専門塾の田中です。
突然ですが、お子さんに「勉強しなさい!」と言ったことはありますか。
そして、それで素直に勉強してくれたことはどのくらいありますか。
おそらく、素直に聞いてくれない、という経験の方が多いのではないでしょうか。
皆さんが子どもの時に、親から「勉強しなさい」と言われて、うるさいなぁと思ったことがあるように、
あなたのお子さんもそう思っているはずです。
しかし、親としてはきちんと勉強させたいですよね。
そこで今回は、「子どもが勉強しない時に、有効な声掛け」についてご紹介致します。
そもそも、子どもはなぜ勉強をしないのでしょうか。
実は、理由は2つしかありません。
・勉強のやり方がわからない。
・勉強の続け方がわからない。
たったこれだけです。
この問題を解決できれば、子どもは自分から勉強することができるようになります。
特に、勉強の続け方を知っているかどうかは、注意深くみていく必要があります。
(勉強の続け方についてはこちらも参考にしてください。→「勉強を続ける方法」)
勉強に限らず、ひとつの物事を続けるということは、簡単なことではありません。
ただ、子ども自身が勉強の続け方を完璧に理解出来なくても、周りの大人が応援できることもあります。
例えば、
「将来の話をする。」
私たちが、将来を具体的に想像するのが難しいのと同じで、子どもにとってもそれを想像することは難しいことです。
そこで、「思い出話」を話してあげましょう。
今の職業に就くまで、どんな努力をしたか。
生活や仕事の中で、勉強はどう役立っているか。
どんな理由で高校や大学を選んだか。
などです。
堅苦しい話は必要ありません。
子どもにすごいと思わせる必要もありません。
お説教というより世間話をするような感覚で話すと、子どもも肩の力を抜いて素直に聞いてくれるでしょう。
そして、
「テストで取った点数を否定しない。」
頑張った結果がこの点数かもしれません。
テストの点数を否定してしまうと、「頑張っても怒られる→勉強嫌い!」となってやる気を失います。
がんばりを褒めたあとで、どうしたらいいかを考えるよう促しましょう。
「何時から勉強する?」「今日は何をするの?」という声がけは、子どもに勉強を意識させるために有効です。
また、「何かしないといけないことあったかな」と振り返る意識を持たせます。
あなたの子どもが小学生くらいなら、ゲーム性を持たせるのも有効です。
例えば「今からお母さん洗濯物畳むけど、どっちが早いか競争ね!」などです。
やっていることは勉強ですが、楽しむ気持ちが湧きますし、集中してくれます。
解くスピードも速くなるので一石二鳥です。
このように関わり方次第で、子どもの行動を応援してあげることが出来ます。
トンビが鷹を生むという言葉がありますが、親の育て方次第で子どもはトンビにも鷹にもなります。
今一度、お子さんとの向き合い方を考えてみてくださいね。