中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは、個人指導専門塾の丹下です。
もう夏休みが終わって 1 か月になります。あっという間ですね。
10、11 月はテストがあるので、おうちでの勉強時間も増やしていかなければいけません。
でも勉強する習慣がない子は、テストがどれだけ近づいていようと、なかなか勉強に取りかかれないものです。
以前、勉強の習慣がない子は何から始めれば良いのかについてご紹介しました。
→「勉強の習慣を身につけさせる為に、行動の細分化をしよう。」
今回は、また別の視点から、「勉強の習慣がついていない子におすすめの具体的行動」をお話ししたいと思います。
勉強する習慣がない子に、「勉強しなさい」と言ってもなかなか出来ません。
それは、いつから、何を、どうやってやれば良いのか分からないからです。
そんなお子さんにやっていただきたいのは、テスト前のカレンダーを作ることです。
テストの日にちを前もって把握できているお子さんは意外と少ないものです。
テスト範囲が配られてから、「もうテストあるの!?」と驚いている子や、
「明日提出しないといけない課題があった!」と前日になって慌てている子もいます。
もしかすると、保護者様の方が詳しいという場合もあるかもしれません。
私の教室でも、テストの 1 か月ほど前からカレンダーを作って、毎授業生徒に伝えています。
① テストの日
② テスト課題の終了目標(テストの 1 週間前)
③ それぞれのテスト課題の提出日
この 3 つに印を入れてカレンダーを作っておきましょう。それを常に自分の目に入るところに置いておきましょう。
日にちが過ぎたら、斜線を入れて日にちを消していきましょう。
それぞれのテスト課題を終えたら、それもカレンダーにメモしておくと良いですね。
まずは、テストまでのスケジュールをきちんと自分で把握することから始めてみましょう。
これなら負担なく始められるはずです。
勉強が嫌いでも、スケジュールを把握するために何か書き出したり計画を立てるのが好きな子もいます。
これを続けていくと、普段どれくらいから勉強を始めているかなど、自分の今の勉強の流れを知ることができます。
また、次はもう少し前からやった方がいいかな?という、次の計画立てにも役立ちます。
「カレンダーを作る」とは、勉強自体をやっているわけではありませんが、勉強時間や量を増やしていくために必要な、大切な準備です。
まずはその準備をしてみましょう。
いつから勉強するのか、いつまでにやらなければいけないのかを知るところから始めてみましょう。