中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは。個人指導専門塾の田中です。
突然ですが「うちの子、将来のこと考えているの?」と不安になった経験はありませんか。
聞いても「わからん」「決めてない」と言い心配に思う保護者の方もいらっしゃると思います。
今回は、そんな子どもが将来を考えられるようになるまでについて紹介します。
そもそもなぜ子どもは将来について考えられないのでしょうか?
それは、情報量が圧倒的に不足しているからです。
普段、子どもが学校で習っていることは、国語や数学など「科目の勉強」です。
学校では、その勉強以外のことを深く教えることは基本的にありません。
それなのに、いきなり「将来や進路について考えろ」というのは、難しいことです。
そのため、いきなり進路を決めさせるのではなく、
「どういうふうに進路を考えていけば良いか」について教えるのが先です。
最初は子どもたちが進路の話をできるようになるための準備です。
「そもそも進路って何?」ということから、一緒に考えていきます。
なぜ勉強を頑張らないといけないのか。何のために勉強するのか。子どもと一緒に考えましょう。
その他にも
- 普通高校へ進学する意味とは
- 大学進学するメリットとリスクとは
についても考えてもらってみてください。
また、ある大学と企業との共同研究では、
「将来の目標がはっきりしている」子どもの特徴として、
・疑問に思ったことを自分で深く調べる
・行動力がある
・自己肯定感が高い
・父母がやりたいことを応援してくれる
・他者との会話量が高い
があるようです。
このような特徴がある子どもは将来について考える力が十分備わっているということです。
子どもが、
普段から好奇心を持って調べたり、自分で行動したりする経験を重ねられるように、また自己肯定感を持てるように、保護者や他者として関わりながら子どもの成長を促すことが大切です。
そのために、
- 子どもの願いや話をよく聞く
- 「あなたはどうするの」「将来、何になりたいの」などの問いかけ
- 親や身近な人の青少年時代の話を聞かせる
- 質問してくることを調べさせる
などを行うといいですね。
また、目標を立てることで、目標に向かって頑張ろうとします。
ゴールが分からず、走り続けるのと、明確なゴールがあってそれに向かって走るのとのでは、後者の方がやる気は出るものです。
子供が将来の目標を持てる環境をつくり、子どもたちが目標達成をできるような働きかけをしていきましょう。