中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは。個人指導専門塾の岡田です。
寒さも一層厳しさを募らせる中、受験生の皆さんは自分の夢や目標を掴むために
必死でラストスパートをかけている時期ですね。
さて、一般入試で受験する生徒の皆さんは、2月の初旬に私立入試が待ち構えています。
この時期が近づいてくると毎年、私立入試に関して心配の声が寄せられます。
特に、内申点が低いという理由で行きたい私立高校の受験をあきらめるかどうか迷う生徒さんがよくいらっしゃいます。
前回の私の記事「学年末テストと受験勉強、どっちが大切?」でもお伝えした通り
高校にもよりますが、ほとんどの高校での一般受験において内申点はほぼ見られず、当日点が重要視されます。
今回は、私が担当した生徒であるO君の私立受験のお話をお伝えしたいと思います。
O君が中学3年生だった当時、2学期の時点では内申点の合計が27(どの科目も平均内申点が3)でした。
12月の3者懇談会では担任の先生から偏差値45~48相当の私立高校を受けるように勧められていました。
しかし、O君の第一志望である私立高校のM高校の偏差値のボーダーラインが55であり、
かつその高校に合格している生徒の平均内申点が34であったため、担任の先生からは猛反対を受けたそうです。
O君の保護者様は、O君の気持ちと担任の先生に言われたことどちらを優先するべきか悩んでいらっしゃいました。
そして、O君の学習状況や進路についてお話していたとき、そのことについて私に相談してくださったのです。
そこで、私は塾で受けていた模試の偏差値を改めて確認しました。
すると、O君の偏差値は58もあるのです。そして、O君が行きたがっていた高校も内申は特に重視していない学校でした。
彼は内申が担任の先生が提示する目安に到達していなかっただけで、当日の見込み点数は合格する可能性のある数値だったのです。
私は、O君の保護者様にそのことを伝え、受ける価値が十分あることを伝えました。
またO君に対しても私から、後悔しないために絶対受験するよう伝えました。
そしてO君は、先生の大反対を押し切り、あこがれのM高校に願書を提出しました。
しかし、願書を提出したからには確実に合格してもらうために
O君は苦手な英語克服に向けて、
英単語を単語カードに書きながら1日で20単語覚える⇒塾へ来て毎回チェックテストを繰り返す
といった反復練習を徹底することで、わずか1か月で苦手科目の補強に成功しました。
M高校受験前日、彼は私に「絶対に合格してくるので待ってくださいね!」と意気込み、受験本番に臨みました。
結果は見事合格。現在は毎日楽しく憧れのM高校に通学しているようです。
学校の先生が持つデータはあくまでも「過去に合格した人たちの統計」であることを忘れてはいけません。
当然信ぴょう性の高いデータですが、その生徒が願書を提出してからの伸び幅や学習量はその数値で測ることができません。
残すところあと1か月、受験生の人生がかかっているこの受験では
1%でも合格の可能性をあげるための努力を怠らなかった人が合格を勝ち取ります。
残された時間を惜しむことなく勉強の時間につぎ込んでいきましょう!