中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは、個人指導専門塾の三井です。
朝晩はすっかり冷えるようになってきましたね。周りでは金木犀の香りも漂いだし、一層秋らしさを感じるこの頃です。
3学期制(1年間の課程が1学期2学期3学期に分けられている)の中学校は、中間テストの時期だと思います。学校によって日はバラバラですが、あと1,2日の所は最後の仕上げとして英単語や漢字、理科社会の用語などの最終チェックを行っていくと良いですね。
さて、今回お話したいのは家で行う国語のテスト勉強についてです。というのも、保護者の方から「ほかの科目に比べて国語はテスト勉強で何をやらせれば良いのか分からない」という意見をよく伺います。なので、今回は家で国語のテスト勉強を行うのなら何をしておけば良いのかについてお話していきたいと思います。
国語のテスト勉強を家で行う際のポイントは
①テスト範囲の漢字を覚える。
②学校のワークを2周、3周と行う。
③テスト範囲の教科書の文章を音読する。
の3つです。
まず「①テスト範囲の漢字を覚える。」ですが、これは以前の記事「漢字を覚えるときのポイント」でも詳しく話していますので、そちらを是非ご覧ください!テストでは、教科書本文の中に出てくる熟語や送り仮名がふられている漢字が出題されることがほとんどです。そこを重点的に狙っていきましょう。
次に「②学校のワークを2周、3周と行う。」です。中学の国語の定期テストでは、文章問題を学校のワークから持ってくるパターンがとても多いです。1周だけで終わらせず、間違えたところを中心に2周、3周と行い、答えを覚えるぐらいになれば点数は上がっていくはずです。
「数学や理科の課題は何回もやるのに、国語は1周しかやらない」というお子さんは多いです。また、「国語は勉強してもあまり点数が伸びない」と思いこんでいるお子さんや保護者の方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。ですが、中学校の定期テストに関して言えば、国語は勉強すればするほど他の教科同様点数は伸びます。「やっても意味がない」という無力感は行動(ワークを2、3周と行う)を妨げます。その思いこみがあるお子さんはそこから変えていく必要があるかもしれません。
最後に「③テスト範囲の教科書の文章を音読する。」です。中学生になると恥ずかしくて音読しないという子が多いですが、音読は重要です。というのも、定期テストの問題は、絶対に教科書本文からつくられます。よって本文が頭に入っているのと入っていないのとでは、テスト本番で問題文を読んだ時の頭の働き方が大きく変わってくるのです。
より馴染みのある文章の方が、それについて聞かれた時、深く考えようとします。その子に読解力があるかどうかはあまり関係ないのです。
高校受験の問題と違って、定期テストの国語はちょっとした事前の準備で結果が大きく変わる可能性があります!「国語のテスト勉強は何をやらせれば良いのか分からない」と不安になっている方は是非参考にしてみてください。