中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは。個人指導専門塾の三井です。
先週は理科、社会の語句の暗記についてお話ししました。(もしよろしければ合わせてご覧ください。→家で理科と社会を勉強しましょう)
理科、社会の勉強方法についてもう一つお伝えしたいことがあるので、今回はそのお話をしていきたいと思います。
それは「図や絵を描いて覚える」です。
理科や社会の勉強では問題を解くだけではなく、ノートに要点をまとめるということが大切です。教科書に書いてある内容をノートに自分でまとめることで、頭の中で整理しながらしっかりと暗記することができるので、ただ教科書を読むだけより圧倒的に効果的です。
自分で勉強が出来ている子はこのノートまとめがしっかりと出来ているんですが、「なかなか自分からは出来ていない!」という子の方が多いです。どうしても問題を解くよりも時間がかかりますし、面倒だと思ってしまうんですね。
ですが、本来「問題を解く」ということは「どこが理解できていて、どこが理解できていないか」をチェックするためにやってほしいこと。ですので、問題を解く前にまずは「内容を覚える」という作業を行ってほしいのです。
それでも「ノートまとめはなぁ…」というお子様にも、せめて「図や絵を書いて覚える」という行動はとってほしいです。
例えば理科の植物で言えば「被子植物のどこが胚珠なのか」、「どこの部分が子房なのか」を覚えるとき、ただぼーっと教科書を見ただけではなかなか頭に入ってきませんよね。その場では覚えたつもりになっていても、いざ問題を解こうとするとうろ覚えで解けていなかったりという子が多いです。
ですので、そのような子にはこのようなシートを私たちの塾では使ってもらっています。
実際に手を動かして教科書や参考書の図の通りに絵を描こうとすると、それだけしっかりと見ることになり、よく覚えられるのです。
また、それに関連して、歴史上の人物を覚えるためにこのようなシートも用意しています。
似顔絵を描こうとすることで、その人の顔をしっかりと見ることが出来、「この人はこんな変な髪型だ」、「この人はこんなしわしわな顔だ」と、記憶に残りやすいのです。
ディティールは凝らなくても大丈夫です!簡単に描くだけでも覚え方はかなり変わってきますよ。