2学期が始まる今、「勉強時間」より先に決めたいこと

夏休みも終わりが近づいてきました。
保護者の方からは、この時期になると、「夏休みの間に勉強した内容を忘れていないでしょうか」「2学期の授業についていけるか心配です」という声をいただくことがあります。
長い休みのあとですから、不安になるのは当然です。
しかし、今から新しいことをたくさん勉強する必要はありません。
まずは、1学期の学習内容を振り返り、2学期に困りそうな部分を確認することから始めてみましょう。

まず確認したいのは、1学期の内容の中で、「もう一度やったほうがよさそう」という部分です。
例えば、数学なら計算。英語なら単語や基本文。国語なら漢字や読解。
このように、教科ごとに基礎的な部分を少し確認してみます。
全部をやり直す必要はありません。
「ここは大丈夫」「ここは少し不安」と分けるだけでも、2学期の準備になります。
夏休みの間に、以前勉強したことを忘れてしまうのは珍しいことではありません。
大切なのは、「忘れてしまった=勉強が無駄だった」ではないということです。
一度覚えた内容を、時間を空けてもう一度思い出すことで、知識はより定着していきます。
「あれ、忘れてる!」と気づいたところこそ、もう一度復習するチャンスです。

2学期は、新しい単元が始まります。
そのため、1学期の基礎があいまいなままだと、新しい内容を理解するのに苦労することがあります。
例えば、数学で以前の計算方法が分からないまま新しい単元に進むと、「今習っていることが難しい」と感じてしまいます。
しかし実際には、新しい単元そのものではなく、前の内容が土台になっているケースもあります。
だからこそ、今のうちに「少し不安なところ」を見つけておくことが大切です。

2学期の勉強をスムーズに始めるために必要なのは、たくさんの予習をすることではありません。
「自分は何が分かっていて、何が少し不安なのか」を知っておくこと。
それだけでも、新学期のスタートは変わってきます。
保護者の方も、いきなり「2学期の勉強をしなさい」と言うのではなく、「1学期で一番覚えていることは何?」「ちょっと忘れているかも、と思うところはある?」と一緒に振り返ってみてください。
新学期は、誰にとっても新しいスタートです。
不安なところを一つずつ確認して、安心して2学期を迎えましょう。
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