中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
前回、前々回と、勉強を習慣化するポイントをお話ししてきました。
行動を細かく分解して一歩ずつクリアしていくと、いつの間にか頑張らなくても当たり前のように勉強ができるようになります。
ただ、途中で挫折してしまったり、習慣化できたと思ってもまたやめてしまったり・・といった可能性もゼロではありません。
そこで今回は、もう一つのコツとして「勉強できる環境」についてお話ししていきたいと思います。
勉強できる環境とは?
勉強できる環境には、大きく分けて“道具”という意味と“場所”という意味があります。
道具でいえば、極端な話、教科書とペンとノートさえあれば勉強できます。
でもそれだと「今から勉強を習慣化しよう」という人にとっては“勉強できる環境”ではありません。
教材、文房具などがしっかりとそろっているからこそ、スムーズに勉強できるのです。
場所といった面でいうと、勉強しやすい環境、集中しやすい環境は人それぞれ。
静かなところのほうが集中しやすい子もいますが、家族の気配を感じながらのほうが安心して勉強に集中できる子もいます。
その子が勉強しやすい場所を提供することで、ストレスなく勉強の習慣化に取り組めます。
狭いな、気が散るな、本当は付箋が欲しいんだけど・・など、環境や勉強に必要な道具が整っていないと、勉強すること自体から遠ざかりがち。
勉強の習慣化に取り組んでも途中で挫折してしまわないように、スムーズに勉強できる環境を整えましょう。
勉強できるグッズをさまざまなところに置くのも◎
基本的には机に向かって勉強するのはもちろんですが、勉強できるグッズをさまざまなところに置くのも有効です。
たとえば
- リビングのソファーから手の届くところ
- ベッドの横
- バッグのすぐ取り出せるポケット
などに、単語帳を置いておくと、ちょっとしたスキマ時間に勉強ができます。
リビングのソファーに座ったら単語帳を開く、電車を待っている時間に単語帳を開く、などの自分なりの決まりと作ると、スキマ時間を活用した勉強の習慣化ができるようになります。
いろいろな場所を活用するのも良いですし、いろいろな人に協力してもらうのも良いかと思います。
教えてくれる先生、一緒に勉強してくれる友達、声掛けしてくれる親・・。
一人では「つらい」と感じてしまうこともありますが、協力・サポートしてくれる人がいれば心強いですよね。
また、塾や図書館などの場所を有効活用するのも一つの手です。
最初は頑張らないとできないことですが、その努力を続けるうちに「努力している感がなくても毎日勉強している」状態になります。
今回の記事を参考に、ぜひ勉強の習慣化にトライしてみてくださいね。