受験生の親子が描いた小さな成功の道筋:具体的な目標が未来を変えた
自分の考え・気持ちを相手に伝える「表現力」。周りの人とのコミュニケーションに関わる大事な能力です。
さらに、社会に出てからも表現力が豊かであれば、自分自身の特性を活かして活躍できます。
子どものうちから見につけておきたい表現力。今回は、子どもの表現力を育むためにしてはいけない“NG行動”を一緒に確認していきましょう。
先回りしないで待つ
子どもが話している途中、言葉に詰まったときや、先の展開が予測できるときに「〇〇だったの?」などと先回りして話してしまっていませんか。
私たち親は、子どもがまだ言葉を上手く話せなかった1~3歳頃、つたない言葉から子どもの気持ちや欲求を拾って、コミュニケーションをとっていましたよね。
頻度は極端に少なくなったとしても、その延長として小中学生の子どもに対して同じようなことをしてしまうケースがあります。
話を先回りしてしまう人は、気が利く人・洞察力がある人・頭の回転が早い人に多いです。
ただ、表現力を育むためには、この行動はNG。
たとえ先が読めてしまっても、子どもが言葉に詰まったり時間がかかったりしても、子ども自身の言葉で話すのを遮らずに待ちましょう。
子どもの感情を抑えつけない
「それは悲しいことじゃないよ!」「そんなことで怒らないの!」
ポジティブな子に育ってほしい、すぐにイライラしない子に育ってほしい、と思うかもしれませんが、芽生えた感情をどう処理するかは、また別の話。
感情を抑えつけると、感情自体が乏しい子になってしまいます。
「感情が乏しい=表現力に乏しい」ですので、子どもの表現力を育むためにも、素直な感情を大切にしてあげましょう。
そのうえで、変換が必要・うまく処理する手助けが必要であれば
- 「〇〇だったのはすごく悲しかったね。じゃあ、こういうふうに考えてみたらどうかな?」
- 「イラっとしたよね。お母さんが同じ立場でもそう思うかも。でもね、実際に〇〇くんはそんなつもりで言ったんじゃないと思うよ」
など、の声掛けをすれば良いのです。
- 親が先回りして待たずに話す
- 子どもの素直な感情を抑えつける
この2つが、子どもの自由な表現力を育むためにしてはいけないNG行動です。
子どものことを思うがあまりにしてしまいがちな行動でもありますが、ぜひ今日から気をつけて生活してみてくださいね。