行事が多い12月に!学習習慣を守る方法
前回は、主に1・2年生のみなさんが夏休み前の期末テストを頑張ることのメリットを紹介しました。
今回は、受験生のみなさんの期末テストが受験にもたらすメリットついてお話ししたいと思います。
志望校を決めるためにも役立つ
志望校を最終的に決定するのは、11月下旬~12月初旬くらいまでです。
そのため「まだ先」と思うかもしれませんが、今のうちから自分の学力を把握して、なんとなくでも良いので行きたい学校をいくつかピックアップしておきましょう。
夏休み前の期末テストを頑張ると、自分が今おかれている“成績の位置”がわかりやすいメリットがあります。
「勉強を頑張る」「成績を上げる」といっても、自分が今どの位置にいるのか分からなければ、何をどのくらい頑張ればいいのか分かりづらいです。
(今自分が何合目にいるのか分からずに山頂を目指すのと、今〇合目と分かって山頂を目指すのではちがいますよね。)
受験勉強をする際に
「自分の学力を把握する」
「頑張って勉強すればどれだけ伸びるのかを理解する」
といった2つが大切になりますが、これを測るのも学校で行われる定期テストです。
夏休み前の期末テスト勉強を集中して行い、自分の学力や伸びしろを把握しておきましょう。
定期テストの結果が良いと内申点も良くなる
内申点には定期テストの点数、課題の提出、授業態度などが影響します。
受験する学校によっても異なりますが、一般入試の場合は中学3年生の内申点が、推薦入試の場合は中学2・3年生の内申点が受験の際に反映されます。
一般入試であっても推薦入試であっても、次に行われる夏休み前の期末テストの結果も内申点に関わりますので、ぜひ受験生のみなさんには頑張っていただきたいところです。
夏休み前から頑張り始めることで周りと差がつく
夏休みから受験勉強をスタートする子も多いですが、夏休み前のこの時期から頑張り始めることで、周りとの差を大きくつけられます。
そのスモールゴールにできるのが、期末テストです。
何に向けてであっても、勉強は「学ぶ⇒問題を解く⇒分からないところをもう一度学ぶ」の繰り返しです。
ゴールを受験に定めた場合、その道のりは長いですし、息切れしてしまうケースもあります。
そこで、夏休み前の期末テストをまずは最初のスモールゴールに定めて、少しずつ着実にステップアップしていきましょう。
まだみんなが本格的に受験勉強を開始していない今のうちから、受験を視野に入れながら期末テストを頑張ることで、受験直前になったときに大きな差がついていることでしょう。