中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
昨年11月に発表されてから注目を集めている「ChatGPT-チャット ジーピーティー」。
2カ月後にはユーザーが1億人にも達して、空前のブームとなっています。
今回は「人気のchat GPT×教育」といったテーマでお話ししていきますね。
今話題のChatGPTとは?
ChatGPTは人工知能チャットボットで、オリジナルのテキストを生成できるツールです。
と、いうとピンとこないかもしれませんが、分かりやすくいうと“質問したことに対して対話しているようにAIが答えてくれる”サービスです。
簡単な質問はもちろんですが、文章を要約したり小説や詩を創作するなど、さまざまな使い方ができます。
ちなみに・・余談ではありますが、ChatGPTに対抗するサービスとしてGoogleが「Bard」というサービスを試験運用しています。
ChatGPTを教育に活用してもいい?
では、教育や子どもとの接し方の答えをChatGPTで得ようとすると、どのようなことが起こるのでしょうか。
上記の画像は「なぜ4月2日~翌年4月1日生まれが同学年になるのか?」を質問した際のChatGPTの回答です。
“日本の学校カレンダーが9月1日から”とありますが、日本の学校カレンダーは4月1日から翌年3月31日です。
このことからも分かるように、ChatGPTは完璧ではなく、間違った情報を回答することもあります。
その一方で、「子どもが不登校にならないコツ」を質問したところ
- コミュニケーションを大切にする
- 学校との連携を図る
- 学習環境の整備
- 学校への興味関心を注意喚起する
- 応援する姿勢を持つ
- 専門家の支援を受ける
といった回答が得られました。
「うんうん、なるほど」と思うような内容ですよね。
このように、使い物にならないと思うときもあれば、とても便利だと思うような回答が得られるときもあります。
※ChatGPTの使い方はまだ確立されておらず、プロンプト(質問)やロール(役割)が明確でないと答えも曖昧であったり間違っていたりすることがあります。
ChatGPTはあくまでも補助ツールとして利用しましょう
ChatGPTを教育や子どもとの接し方に使用しても良いか?といった疑問の応えは、現時点では「使用するとすれば慎重に行うべき」です。
子どもは一人ひとり違った特徴や感性を持っています。
膨大なデータからAIが導き出してくれた答えであっても、その子に最適かといったらそうとは言い切れません。
また、ChatGPTの信頼性は高いものとは言えませんので、子どもの質問をChatGPTで調べてそのまま子どもに伝えてしまうのは危険です。
そのため、ChatGPTはあくまでも補助的なツールとしての利用にとどめ、自分でのリサーチや確認をするようにしましょう。
学校などでのChatGPTの取扱いについては、教育現場で使用する際のガイドラインを文部科学省が作成する方針です。
今後も改良され続けることが予想されるChatGPTは、より使いやすいものになっていくと思いますが、現時点で教育・子どもの接し方についての使用には注意が必要です。