中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
前回はモチベーション曲線を利用してやる気を可視化する方法についてお話ししました。
今回は、記録したやる気を本人または親が管理する方法について紹介したいと思います。
分析・改善点を見つける
溜まったモチベーション曲線を見直して、やる気が出ない原因を探ってみましょう。
- 苦手な教科の前はやる気が下がる
- お昼あとはいつもやる気が下がっている
など、何か気づくことはありませんか。
朝は充電されてやる気が高いところからスタートする子もいれば、低いところから始まりお昼ころにやっとやる気が出てくる子もいます。
やる気が出ない理由が見えてくれば、改善策も見つかります。
やる気を管理!やる気をアップさせる方法
やる気って勝手に上がったり下がったりするもの・・・と思っている方も多いのではないでしょうか。
やる気は管理できます。そして、やる気を上手く管理できる人ほど成功しやすいです。
やる気を管理してアップさせる細かなテクニックはいろいろあります。
- 深く考えずに、まずはやることを書き出す
- 机に向かったら姿勢を正してからスタートする
- とりあえず5分だけ行動してみる
などが挙げられますが、今回はモチベーション曲線をもとにやる気を管理していきたいと思います。
たとえば、身体を動かしたあとはやる気が出る傾向の子であれば、軽い運動やストレッチをしてから勉強をスタートさせると良いでしょう。
午前中の方がやる気がある子であれば、休みの日は午前中に勉強を終わらせてしまうのも◎平日であれば、早く起きて朝活をすると効果的です。
それでも上手くコントロールできなければ・・・
「モチベーション曲線も記録したし、分析もした。だけど上手くやる気を管理できない」といったときは、動機づけが最適です。
動機づけの具体例としては、ご褒美を用意する・勉強の必要性を理解する・行動したら褒める、といったことが挙げられます。
同じ動機づけであっても有効なものとあまり意味のないものは人それぞれですので、その子に合った動機づけをする必要があります。
たとえばご褒美を用意して勉強に取り組ませたとして、モチベーション曲線の数値が高くなるものとそうでないものがあるかと思います。
それを分析すると「うちの子はスイーツなどの食べものよりも、ゲームの時間を15分増やしたご褒美のほうが効果がある」などが分かります。
やる気アップに効果的なものが分かれば、成功したのも同然です。
やる気の可視化・管理を最初から上手くできる人はなかなかいません。
継続して記録・分析、上手くいかなかったら改善してまた記録・分析を繰り返していくうちに、お子様の意識も変わって、やる気を管理できるようになります。
今回の記事を参考に、ぜひやる気をコントロールして成績アップにつなげましょう。