中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
前回の、受験生が夏休み中にできるワンランク上の行動を読んで「頑張れるか不安」「三日坊主になったらどうしよう」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、今回はワンランク上の行動を実現する方法についてお話ししたいと思います。
受験生の自覚を持つ
まずは前提条件として、自分が受験生である自覚を持つのが大切です。
しかし「受験生なんだから勉強しなさい」「あと半年で高校受験だよ」と親が言っても、なかなか自覚が持てないものです。
- 学校見学・説明会に参加する
- 受験を検討している学校の前まで行ってみる
- 今からでも申し込みできる夏期講習に行く
- 通塾・オンライン塾を利用する
など、環境を変えたり自分の目で見る・体験することで受験生の自覚を持てます。
塾などでは無料体験もありますので、上手に利用できるといいですね。
自分でやる気をコントロール
なんだかやる気が出ない、上手くいかない気がする、といったお子様は自分でやる気をコントロールする術を身に付けましょう。
夜寝るまえに今日の行動を振り返る、朝起きたら「よし!やるぞ!」と声に出してみる、というのも良いでしょう。
また、勉強前の“儀式”を決めるのも一つの手。
たとえば、ストレッチをしてからスタート⇒血行がよくなり脳の回転も良くなります。
習慣化してしまえば、勉強前の儀式がやる気を起こすスイッチになります。
「全部やろう」ではなく細分化して一つずつこなす
課題、ワークや問題集などを机に積み上げて「これを夏休み中に全部やる」と思えば、気が遠くなってしまいますし、やり切れるか不安にもなってくるものです。
そこで、細分化して「まずは一つ」「さらに一つ」と一歩ずつこなしていきましょう。
当ブログでも何度か触れていますが、スモールゴールの設定が成功のカギです。
もう少し頑張れると思っても無理をしすぎない
自分ルールを作って、息切れしない勉強スタイルを確立していきましょう。
「今日はもう少し頑張れそう」と思っても、頑張りすぎは禁物。途中で息切れしてしまう可能性があります。
夏休みは長いので「余裕がある日は30分プラス」「あと1ページだけ」など、勉強の上限も決めておきましょう。
勉強が終わったら、好きなことに使える時間もしっかりと確保してください。
メリハリをつけた受験勉強を意識するのが重要です。
極端な話ですが、三日坊主でもいいのです。
「今日はダメだった」と思えば、一度リセット。また明日から頑張りましょう。
三日坊主も10回続ければ、1ヶ月分の成長につながります。
受験生は夏休み明けに周りに差を付けられるように、肩に力を入れすぎずかつしっかりと勉強していきましょう。