中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
前回は口癖のように「疲れた」と言うお子様の理由や抱える問題などをお話ししました。
お子様が「疲れた」とすぐに言うのを見ると「子どもなんだから、疲れたって言わないの!」「子どもがそんなにすぐ疲れてどうするのよ!」「お母さんのほうが疲れたよ」なんて言ってしまうことはありませんか。
じつはこの声掛けはNG。
では、親の私たちは、子どもにどのような声掛けをすれば良いのでしょうか。
「疲れた」⇒「頑張った」「充実した」に変換
お子様への望ましい声掛けを見ていくまえに、まずは親御さん自身の日常を振り返って見てください。
お忙しい親御さんが多いですが、ついお子様の前で「疲れた」と口にしていませんか。
もし、心当たりがあれば「疲れた」を「頑張った」「今日は充実した」に変換してみてください。
また親御さん自身が疲れすぎている場合は、少し休憩するのも、心の余裕を持ってお子様に接するためには重要です。
子どもの話を聞く時間を作る
お子様が「疲れた」とよく口にしているときは、以下のような声掛けをしてみてください。
- 「今日もすごく頑張ったんだね」
- 「少し休もうか」
- 「無理しなくていいよ」
さらに、今日あったことなど、お子様の話をじっくりと聞くようにします。
最初はあまり話さなかったり核心に触れなくても、何に不安なのか・何がストレスなのか・何が悲しいのか、を次第に話してくれるようになります。
お子様の状態を見て、ケースによって休ませる(ときには甘えさせる)、問題解決の方法を一緒に考える、リフレッシュできるようにする、などができるといいですね。
子どもには「元気でいて欲しい」「いつも笑顔でいて欲しい」と思うもの。
「疲れた」と言っていると、やはりいい気分ではないですよね。
しかし、その分お子様もストレスや問題を抱えていたりします。
今回の記事を参考に「疲れた」とすぐに言うお子様の心のケアを、ぜひ実践してみてください。