中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
「勉強しなくちゃいけないことは分かっているのに、いつもゲームをしちゃうんだよね」
「帰ってきたらすぐに宿題をやるって親と約束したのに、ついつい漫画を読んじゃう」
そんなお子様も少なくありません。
子どもの悪い習慣を良い習慣に変えることができたら…多くの親御さんの悩みでもあります。
そこで今回は、お子様の悪い習慣を良い習慣に変える方法について、3回に分けてお話していきますね。
言語化と可視化がカギ
悪い習慣をなくして、良い習慣を身につけるためのカギは「言語化と可視化」です。
自分の行動や思考を言語化することは、思考整理につながります。
また、可視化することで、より分かりやすくなります。
「悪い習慣をなくす・良い習慣を身につける」どちらにも共通して有効なのが、言語化と可視化なのです。
悪い習慣(過剰行動)
分かってはいても、ついついやってしまう“悪い習慣”。
ダイエット中だからダメだと分かっているのに、ついお菓子に手が伸びてしまったり、12時までに寝ようと思っているのに、スマホを見ていて遅くなってしまったり。
そんな経験のある保護者様もいらっしゃるのではないでしょうか。
お子様の場合も同じで、ゲームをやり過ぎてしまったり、漫画を読んで宿題をやり始める時間が遅くなってしまったり。
このような、なくしたい悪い習慣は「過剰行動」と呼び、コントロールすることが可能です。
良い習慣(不足行動)
なかなか続かないけど、本当は継続したい“良い習慣”。
毎日1時間のウォーキングをしようと決心したり、自己啓発のために寝るまえの30分を読書に充てようと思っても、習慣化するのはなかなか難しいですよね。
続けることが大切ですが、簡単に続けられる方は多くありません。
これをお子様のケースに当てはめると、帰宅後すぐに宿題にとりかかることや早起きなどが挙げられると思います。
このように、身につけたい良い習慣は「不足行動」と呼び、過剰行動と同じくコントロール可能です。