中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
「勉強時間を確保したいけど、上手につくれない」と悩むお子様や親御さんは多いかと思います。
勉強の効果は「勉強時間×勉強の効率」で現れます。
効率の良い勉強方法を知っていても、勉強時間が少なければ、なかなか結果が出にくいのです。
そこで、今回は勉強時間を上手につくる方法、お子様への声のかけ方やアプローチ方法についてお話します。
スキマ時間を有効活用
勉強時間をつくるときに「30分以上」「1時間以上」などのまとまった時間を想定している方、多いのではないでしょうか。
まとまった勉強時間も重要ですが、スキマ時間の利用も考えてみましょう。
例えば、「夕飯ができるまでのあと5分」・「お風呂に入るまえの10分」・「移動時間」など、少しの時間を有効に活用します。
とくに効果的なのは、暗記。
暗記学習は、スキマ時間に行うほうが効率的です。
また、スキマ時間を「今日勉強したことに関連した問題をお子様に出してもらい、親御さんが答える」というゲームの時間にするのも効果的です。(例えば、夕食の配膳を手伝ってもらいながらだと助かりますよね!)
人に問題を出すと、記憶に定着しやすくなります。短いスキマ時間をしっかり有効活用しましょう。
朝・夜のゴールデンタイム
起床から3時間は脳が最も働くゴールデンタイムといわれます。
さらに、朝の登校前の時間は、通学時間の制約があるからこそ集中力が増します。
一方、勉強をしてからすぐに寝ると、寝ている間に記憶が定着しやすいという実験結果もあります。
寝る前の時間30分~を勉強時間にあてることも、結果を出す有効な手段です。
とはいえ、寝る時間を削るのはNGです。
睡眠不足は、集中力の低下や体調不足につながるので、睡眠はしっかりとるようにしてくださいね。
1日のスケジュールを立てる
1日のスケジュールを立てることで時間と行動を可視化し、無駄な時間を省くことも勉強時間をつくるのに有効です。
とはいえ、スケジュールの詰め過ぎは禁物。
お子様が立てたスケジュールに親御さんがアドバイスをし、一緒にスケジュール通りの1日が過ごせるようにしてみましょう。
日々、スケジュールを調整しながら繰り返すことで、上手な時間の使い方が分かるとともに、上手く勉強時間をつくることができるようになります。
勉強時間のつくり方・上手な時間の使い方は、社会人になっても役立ちます。
ぜひ、上記の3つをお子様の勉強時間をつくる方法の参考にしてみてくださいね。
参考:【気づいたらうちの子…勉強してる!】著者 石田淳