中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは、個人指導専門塾の松村です。
今回は、「目標を諦めないこと」について紹介したいと思います。
私は高校時代、部活動に明け暮れ、部活を引退した高3夏休みが終わった段階では
志望校の合格判定がD判定でした。
安全圏に入るためには点数を倍近く上げないといけない状況。
膨大な内容を基礎から勉強し直さないといけない。
「逃げたいなあ、投げ出したいなあ。志望校を変えちゃえばいいや」
少し自暴自棄になっていました。
しかし、受験勉強も一生に1回、やるならとことんやってみようと思い、
とりあえず勉強に取りかることにしました。
勉強を進めていく中で最終的な目標である
「志望校合格」が常に頭に浮かんでしまいます。
すると、とても先が遠く感じて逆にやる気が失われていくことに気づきました。
そのため、私は最終目標のことばかり考えることをやめ
最終目標までの間にいくつか“小さな目標”を作り、そちらに専念することにしました。
小さな目標では、◯月◯日までに
「歴史の問題集を2回繰り返す」
「英単語を1日20個ずつ覚える」
「国語のテキストを毎日30分取り組む」等々。
それらは全てすぐにでも実行できる簡単な内容にしました。
今思えば、私たちの指導に導入している行動科学で言う、
まさに「スモールゴール」でした。
最初の小さな目標をクリアしたらすぐに次の小さな目標を設定して、
というように繰り返し目標を変えていくこと、
そして少しずつ難易度を上げていくことが大切なポイントです。
小さな目標の達成を繰り返していった結果、
気づけば志望校合格圏が見えてくる位置に近づいていました。
そして無事合格、晴れて最終目標を達成することができたのです。
大きな挑戦をするときは、最終目標のことばかり考えるのではなく、
そこに行き着くための中間地点を用意しておくことが大切です。
ゴールへの行き方は変えても、決してゴール自体を諦めてはならない。
生徒たちには、ゴールを変えずにそこまでの行き方を考えさせる力を養うことを大事に指導しています。