受験生の12月:後悔しない冬休みの過ごし方
こんにちは、個人指導専門塾の三井です。
時々春のうららかな日差しが差しますね。
まだまだ風は冷たいので気は抜かないでください!
今回から何度かに渡って、『読書』について少しお話をしたいと思います。
いきなりですが、皆さんのお子様は本を読みますでしょうか?
『子供のうちに本を読むことは良いことだ』とよく言いますが、
実際にどのような点で良い影響があるのか?
新たな知識を蓄えられるということ以外でもよい効果がありますので、
まずはそこからお話ししたいと思います。
まず、一番わかりやすい効果でいうと、「語彙力、表現力の向上」です。
日本語を正しく学ぶためにはやはり読書が一番です。
文章の中から語彙を学び、語彙力が向上すると表現力も豊かになってきます。
なぜなら自分の思いを言葉にするとき、
どの言葉を使えばいいかは語彙の引き出しの多さが大切だからですね。
実際に、私の教室に毎日新聞を習慣的に読んでいる生徒がいるのですが、
彼と会話をしているととても中学生とは思えない言い回しや表現をしてくるときがあります。
「なんでそんな言葉知ってるの?」と質問すると、
「新聞に載ってたから」と答えてくれました。
「読む力」が見事に「発信、表現する力」に昇華されていると、感心しています。
また表現力だけでなく、
読書によって想像力、感受性も豊かになります。
物語や小説を読んでいる時、文章から得られた人物や情景などの
様々な情報を頭の中でイメージしますよね。
こういった文章からその場面をイメージするプロセスが、想像力を高めていきます。
想像力が高まると、感受性も高まり、
人の感情の機微が理解できるというところに繋がります。
加えて学習面で言うと、読書は国語の学力の向上はもちろん、
他の教科の学力向上にも繋がります。
というのも、理科や社会などの他の科目でも、説明は日本語で表現されています。
国語以外の科目の文章は2学年前の国語力が備わっている前提で作られています。
(例えば中学3年生の場合は、中学1年生の国語力がある前提で問題が作られます)
そのため、語彙力や読解力はほかの科目にも影響が出てきます。
他にも集中力の向上やリラックス効果など、様々な良い効果がありますので、
お子さまの生活の中に読書はぜひ取り入れてほしいと思います。
ということで次回は、もう少し『読書』について掘り下げていきたいと思います。