受験生が定期テストを頑張るべき理由

「受験勉強を本格的に始めました。苦手な科目もあり、ものによっては1年生の終わり頃までさかのぼって勉強しています。でも、定期テストも頑張らないといけないとなると勉強量が多くなって大変です。最終的な目標は志望校への合格なので、中学の定期テストよりも受験勉強を優先して良いですか?」

先日、親御さんからこのような質問を受けました。

 

たしかに、苦手を克服して志望校合格のために受験勉強を頑張っている受験生にとって、定期テストは正直いって少し邪魔な存在かもしれませんね。

ただ、受験生のみなさんには、定期テストにも受験勉強と同じように力をいれていただきたいです。

今回は、受験生が定期テストを頑張らなくてはいけない理由を解説していきますね。

定期テストは内申点の評価対象

みなさんご存じのように、定期テストは内申点の評価対象となります。そのため、定期テストの結果が受験にも反映されます。

 

また、3年生の定期テストを頑張ると、頑張った分だけ“3年生で習ったことが分かる、覚えられる”ということになりますよね。

極端な話ではありますが、考え方によっては「3年生の内容は定期テスト勉強で覚える、2年生・1年生の内容は受験勉強で覚える」といったことになります。

つまり、定期テストの勉強とはいえ、高校入試のための受験勉強の一環になるのです。

定期テストで自信がつく

さらに、定期テストを頑張って良い点数がとれると、自信がつきます。

 

  • 自分の学力に自信がつく
  • 周りに褒められて自己肯定感が養われる
  • 努力が結果につながり勉強の楽しさが分かる

 

定期テストを頑張ると

勉強する習慣、努力する習慣が身に付く

→努力が結果となって自分に自信がつく

→周りに褒められ次への意欲が増す

→受験勉強を頑張れる

といった良いサイクルが作れるようになります。

スモールゴールの積み重ねで周りとの差が大きく開く

高校入試を一つの大きなゴールとして考えると、定期テストはスモールゴールあたります。

この小さなゴールの積み重ねをすることで、モチベーションを維持しつつ、学力もアップしていけます。

 

いざ受験となったときに、受験勉強と合わせて定期テストの勉強も頑張ってきた子は「定期テストも頑張った、受験勉強にも集中して取り組めた、1年前よりも確実に学力がアップした」と自信をもって高校入試に望めるようになります。

定期テストは受験生にとって重要です。受験を見据えつつしっかりとテスト勉強に取り組んでいきましょう。

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