受験生の12月:後悔しない冬休みの過ごし方
夏休み明けから、クラスの雰囲気が受験モードにガラリと変わります。
自分自身も受験モードになれていれば良いのですが、その雰囲気に何とかついていっているようだと手遅れになってしまう可能性もあります。
とはいえ、そんなに急に気持ちを切り替えられない、どうやったら自分も受験に気持ちを向けられるか分からない、といった子もいるかと思います。
そこで今回は、気持ちを受験モードに切り替えるテクニックについてお話ししていきますね。
まず行動する
2学期が始まってクラスの受験モードを感じ取ってから、いざ自分も気持ちを切り替えようとしても難しいものです。
できれば今のうちから気持ちを受験に持っていきたいところですが、「まだ先」「実感が湧かない」などの理由から、切り替えができない子も少なくありません。
そんなときは、“行動すれば自然にやる気が起きる”といった脳の仕組みを利用しましょう。
受験勉強は大変なもの・・・というのが一般的な認識ですし、そこにいざ自分が身を置くとなると不安になったり面倒くさいと感じたりするものです。
ただ、やる前だからそう思うのだけで、行動を起こしてしまうとそこに意識が向くので、気持ち的にも受験勉強モードに切り替えできるようになります。
「とにかく行動する」が一番大切だということを念頭におきましょう。
目標を立てる
「とにかく行動する」の一つとして、まずは目標を立てましょう。
目標を立てたときが一番モチベーションが高まります。
また、目標がないとどこを目指して走っていいのか分からないので、気持ちの切り替えどころの話ではなくなってしまいます。
理想は志望校を決めることですが、まだ決めきれない子も多いので偏差値を目標にするのも良いかと思いますし、テストの点数で決めるのも良いかと思います。
さらに、その目標を達成するまでの細かなゴールややるべき行動を書きだすのも大切です。
目標や計画はその都度変更しても良いものですので、あまり身構えずに、頑張れば達成できそうなものを設定してみましょう。
大切なのは目標の内容よりも“それを決めることで自分の気持ちが受験勉強に向く”ことです。
今の段階で過去問をやってみるのも一つの方法です。まだ高得点がとれないのは当たり前ですが、高校受験の内容に触れることができるので「これからさらに受験勉強を頑張るんだ」といった実感が湧きやすいです。
気持ちを受験モードに切り替えられない理由は、「不安・自信のなさ、焦り→面倒くさい・できればやりたくない」になってしまっているからかもしれません。
保護者の方も、受験生の心の面もサポートしながら、気持ちの切り替えがスムーズにできるようにアプローチしていきましょう。