冬休みこそ注意すべき「学習習慣の維持」
中学3年生にとって今年度の1年間は、将来を左右する受験が控えた大切な期間です。
とはいえ、受験はもう始まっているといっても過言ではありません。
今回は、受験の用意を何もしていないという受験生が始めにやるべきこと、この時期に必ずやっておきたいことをお話していきます。
状況を把握
まずは自分の状況を把握しましょう。
具体的には①志望校について考える②自分の今の学力や得意・不得意を知るの2点です。
孫氏の一節に【敵を知り己を知れば百戦危うからず】といった言葉があります。
「敵を知り」を受験生に言い換えると、志望校について知ることです。
ただ、今の段階で志望校を確定しなくても良いので、どのような学校があるのか、どのレベルの学校に行きたいのかなどについて考えておきましょう。
一方「己を知れば」は、自分自身の今の学力や得意・不得意を把握しておくことです。
このときに注意してほしいのが「5教科の中で〇〇はあまり好きじゃない」といった自分の気持ちではなく、客観的に見てどうなのか?といった点です。
目標位置と今の現在地を知れば、どれだけ進めばゴールにたどり着けるのかが分かります。
また、期間は1年と決まっていますので、どれだけのスピードで進めばよいのかも分かりますよね。
長時間勉強に取り組む習慣
もう一つ、今の段階で身につけてほしいのが、長時間勉強に取り組む習慣です。
夏休みになると受験勉強に使える時間が長くなり、周りの子も本格的に受験勉強をスタートさせます。(受験生の夏休みの勉強時間の目安は6~8時間程度です。)
しかし、習慣が身についていないと夏休みに入ってから「長い時間勉強に取り組めなくて受験勉強が進まない」と悩みを持つ子もいます。
周りに出遅れないように、スムーズに受験勉強ができるように、今の段階で長時間勉強に取り組む習慣を身につけておきましょう。
受験の用意をしていなかった子、用意をしていても状況把握や勉強習慣ができていない子は、ぜひ今回の記事を参考に受験に向けてしっかりと取り組んでいきましょう。