中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは。個人指導専門塾の坂口です。
公立受験が終わったのも束の間。
次は新中3生の受験がスタートします。
そこで本日は、今年合格した受験生が「4月に良いスタートダッシュをきるために何をしていたか」をお伝えいたします。
この時期になると、毎年、新中3生に必ず伝えていることがあります。
それは「受験生としての自覚をもつこと」です。
受験生になるといっても、受験までまだまだ時間はあるし、実感がわかないのが本音だと思います。
でも、自分は受験生であるということを自覚することで、勉強のやり方も定期テストへの努力の仕方も変わります。
では「受験生としての自覚をもつ」ために出来ることとは何でしょうか。
それは、志望校と自分との内申点、偏差値の差を知ることです。
志望校は、この段階では「ここに行きたいなぁ。」のレベルで大丈夫です。
「志望校と実力の差を知っても落ち込むだけだから嫌だ!」と言う生徒もいますが、
これは前を向くために、上に行くために必要なことです。
差を知ったら、次は自分の伸ばすべき部分を探します。
自分が苦手な教科の単元、その中でも何が苦手なのかを見つけるのです。
現段階の「苦手」は、まだまだ改善する余地が十分にあります。
今は5点しか取れない単元も、この一年で100点取れるまでになるかもしれません。
「苦手」は決してネガティブなものではなく、どんどん見つけて伸びしろにするべきです。
自分の「伸びしろ」は、今までの教科書をただ見ているだけではわかりません。
教科書やワークを見て、これ苦手かも、と思ったらとりあえずページ数や単元名を書き出してリストにしましょう。
書きだしたら、実際にそのページの問題を解いてみます。
思うように解けなければ、その問題は「伸びしろ」です。
解いてみて、迷わず解くことが出来たのなら、一度リストから消します。
ただ、一度リストに書いたということは少しでも不安のある単元ということなので、
消しゴムで消してしまうのではなく斜線を引くなどして、一度は書きだした単元であるということが分かるようにしましょう。
自分でよくわからない時は友達や先生に意見を求めるのも重要です。
第三者の目です。
上記のように「志望校と自分との差」と「自分は何が苦手で何を勉強すべきか」がはっきり見えたら、
あとはそれを克服するために行動するだけです。
最初にこれが出来るか出来ないかで、その後の勉強の効率が確実に変わります。
今年合格した先輩たちも一年前のこの時期、この伸びしろのリストアップをやりました。
新中3生の皆さん、是非実行して、来年合格をつかみ取りましょう。